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内容説明
現代医学は人の身体を診るが、苦悩まで見通しているか?かたや宗教者は心を見つめるが、身体への科学的視点は持ち得ているか?「生と死」を徹底的にとことん考え語り尽くした異色問答エッセイ。
目次
序章 僧医という存在
第1章 「いのち」の現場へ
第2章 予め用意されている「死の仕組み」
第3章 「死」は点ではなくプロセスである
第4章 自分の「死」をどこまでデザインできるか
第5章 「生老病死」は変えられない
第6章 すがる心、求める心
第7章 「死」は終わりではない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
telephone
3
心が落ち着いた。 2021/08/09
孤猿
2
自分の役割を全うして最期の一瞬まで生ききることが死を正面から見ることにつながる。参考になった一冊だった。 2018/06/02
すうさん
2
面白かったのは「エヴィデンスがないと信じない」という理系女子の香山リカが対本氏との対談のなかでどんどん不確実な魂や宗教観に引っ張られていったこと。対本宗訓が僧侶だけでなく医者の免許も持っているからかもしれないが、結局人間は単なる細胞や臓器の塊だけでは説明できないからだ。命のなくなることを「DeathではなくDyingだ」という表現は素晴らしい。命は急に消えるのでなく、だんだん減っていき枯れていく、というのには納得させられた。私自身は最後の頼みは医療ではなく、宗教、もしくは哲学だとおもった。2018/02/03
なかがわみやこ
2
どこかの映画じゃないけどきっと誰でも「死んだら驚いた」ってことになるんじゃないだろうか。死後のことなんて、死んでみないとわからない。2011/03/20
ドナ
1
「死のプロセス」・・・いろいろ考えさせられる本でした。2012/03/12