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内容説明
脳科学者と中国文学者が東洋・西洋の普遍について縦横無尽に論じ合う。テーマは「漢字の凝縮力」「見える世界、見えない世界」等。多極化する世界における思考のエクササイズが一冊に。
目次
第1講 多極化する世界で生きるということ(僕が中国に興味を持ったワケ
近くて遠い隣人のホントの姿 ほか)
第2講 漢字の凝縮力(和文脈・欧文脈・漢文脈
万物を単音節にマッピングすること ほか)
第3講 見える世界、見えない世界(あの世とこの世、宗教と科学
「知的な野蛮人」という理想 ほか)
第4講 東洋脳×西洋脳(リヴァイアサンの時代
対人関係における西洋・東洋 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
韓信
1
西洋的・近代的な価値観の限界が取り沙汰され、中国の台頭が著しい昨今、多極化する世界をサバイブするための思考のエクササイズ的対談本。漢字は導入のハードルが高く、儒教も来るものは拒まないが自ら伝道することはないという東洋の敷居の高さと、アルファベットを憶えれば読み書きができ、キリスト教も積極的に伝道していく西洋の間口の広さなど、文字からうかがう東西文明の相違や、五行思想のように有限のなかの無限の組合せで物事を理解しようとする東洋的思考と、近代科学が発達したオープンエンドな西洋的思考など、自分が東洋史畑のためか2019/06/05
よーへー
1
中国の奥深さを垣間みさせていただいた。東洋の考え方と西洋の考え方、普遍と個別、など、日常から意識しながら暮らしていくと、さらに人生が豊かになるような気がした。2012/04/20
Sakurai Daisuke
0
東洋(といっても中国)と西洋の考え方、文化、歴史など様々な面から比較して考察していくスタイルの本であった。 東洋脳×西洋脳というタイトルから自然科学的な意味での違いだと思っていたが、文化的な面での違いの話であった。 しかし、茂木先生と加藤先生の会話の内容のレベルが高いので中身が濃くて面白い内容になってたと思いました。 読みがいはあると思います。2016/04/01
SA
0
敬語は他者との摩擦抵抗をなくす民族的な知恵。なるほど、そうかも。2013/03/11
僕です
0
東洋は「予定調和」、「結末がわかったストーリーが好き」というのは、ドラマの作り方からして非常に納得いたしました。 2012/09/24
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