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内容説明
連歌師心敬の師でもある正徹の聞き書き風の歌論書。自詠の解説、歌人に関する逸話、歌語の知識、幽玄論など内容は多岐にわたる。分かりやすく章段に分け、脚注・現代語訳・解説・索引を付した決定版。
目次
定家への信仰告白
家隆の歌風と亡室体
雅経は歌泥棒
現葉集
為相の母と弟
伏見院の筆跡
人麻呂出現
続歌の巻頭題
万葉集の注釈書
雅経と新古今集〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シンドバッド
6
角川文庫ももっとこのような意欲的な文庫を出版してほしい。 できれば、講談社学術文庫のような、構成を行って欲しい。原文の後に註解そして現代文(必ずしも、必要ではないが、読者サービス)という構成が便利。2013/10/15
shou
4
歌論書だけど、ちょっとしたメモのような段もある(笑) 最初から最後まで定家への心酔に溢れている。「世間の人が皆もてはやす歌を詠んでいたら、そこで進歩はとまる。(略)ただ、世間で一様によしとされるものにはやはり取り柄があろうかとも思う」あたりの悩みは歌の世界に止まらない。2015/02/14