内容説明
無能な亡夫のせいで家業の運輸会社が経営破綻し、キャロラインと両親は屋敷からの立ち退きを迫られていた。そうした折、五年前に別れたバレンテから電話が入る。「きみの屋敷のオーナーとして話がしたい」キャロラインにはバレンテに負い目があった。挙式当日、彼を祭壇に置き去りにし、ほかの男性と結婚したのだ。その彼がこの屋敷を? もしかして復讐を企んでいるの?恐る恐る会いに行ったキャロラインにバレンテは言いはなった。「僕の愛人になり、ベッドで楽しませてほしい」そんなことは絶対にできないわ――今でもバージンの私には。■リン・グレアムがトスカーナとヴェネチアを舞台に得意の復讐劇を描きます。ヒロインを忘れられないがゆえに残酷な仕返しをするヒーロー。はたして二人の行く末は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひまわり
6
復讐するつもりなのにヒロインにメロメロのヒーロー。2011/02/19
コロネ
5
復讐しようとしてるわりには鬼畜っぷりがぬるくてメロメロなヒーローが良かったです。2011/02/28
kyara
4
バレンテ君。まったく復讐になってないから♥♥バレンテ君の瞳の色は黒なのか金褐色なのか、はたまた猫のように色が変わるのか…虹彩が黒なのかなぁ… イマイチ良く分からない。リンのヒーローで良く感じる疑問(>_<)2011/06/16
びわ
3
うーん、復讐ドコ?しかし、ヒーローもヒロインもどっちもどっちのような…ヒロインはウジウジだし、五年前はヒーローが悪いよねえ?普通、結婚式に来なかったら、事故か?とか心配するでしょ。会社設立してまで復讐って執着もすごいけど。なんかもう、2人で好きにしてーとゆう感じ2013/05/02
MOMO
3
復讐だと騒ぎながらも、笑っちゃうほどキャロラインちゃんに甘々なバレンテ君でした。まぁ、それはそれでおもしろかったんだけど、結局キャロラインちゃんは好きになれなかったわ・・終盤で、彼女がバレンテ君を祭壇に置き去りにした本当の理由がわかるんだけれども、それを読んでさえ、やっぱり好きになれずじまいでさぁ・・だって、バレンテ君に、私のことを本当に愛していたらできたはずだってわめき立てて言った事ことは、ひっくり返せばキャロラインちゃんにもできたはずでしょ?原因作ったのは彼女なんだしさぁ・・・2011/04/24