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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
meg
28
岩波ジュニア新書は名著が多いと思う。読みやすくて面白かった。2025/01/15
崩紫サロメ
15
著者は吉川幸次郎門下で、京大中国学の伝統を継ぎ、陶淵明や陸游の研究などで知られるとともに、河上肇など、20世紀日本人による漢詩の研究者でもある。「人間(ニンゲン・ジンカン)」の項目にも河上肇が引用されており、中国古典・現代中国語・日本語の中の漢語の連続性と隔たりとを、教養とユーモアに溢れた筆致で描いている。「青春・白秋」の項目では李賀が、「孤独」の項目では斯波六郎の『中国文学における孤独感』や吉川幸次郎『宋詩概説』が挙げられていたり、改めて懐かしい中国文学の世界に誘ってくれる。2025/08/25
jjm
9
普段成り立ちなど気にせずに使っている漢語の由来がよくわかる。これは面白い!と思ったのは「宇宙」という言葉。「宇」は無限の空間を、「宙」は無限の時間をさすとのこと。中国の古典に見える「宇宙」はuniverseの訳語となる以前のはるか昔から、三次元の世界ではなく、空間に時間を加えた四次元の世界だったというのは何とも不思議な話。2021/05/06
isao_key
7
日常われわれが何気なく使っている中国古典のことばについて、その出典とまつわる話について書いたエッセイ。漢語には複雑で微妙なニュアンスを、短いことばでビシッときめるという特徴をもつと著者はいう。「推敲」の故事に見える韓愈の話など、とても味わいがある。また「三人虎を成す」という故事は漢代の『戦国策』(BC77-BC6)からの出典。内容はたとえ根拠のないデマでも、多くの人が口ぐちにいえば信じるようになるという例え。この話を読んで、2000年以上前と現代の中国がやっていることは全く変わってないのだと思い知った。2013/01/21
竜王五代の人
6
勉強だとか文化だとか、故事成語ではない、普通の熟語について、由来や日中での意味の違いについて語る本。1981年発行だから、もう半世紀近く前の本だが、語る内容には古さを感じない、とはいえ、文化住宅の下りではさすがに時代を感じた。モダーンの意味での「文化」は、もう文化シヤッターしか生き残ってないなぁ。著者が強調するのは、「同文」と言えど、現代日本と現代中国も、古典の中国文も、別の言語であることを頭に入れてよく調べないと足を掬われると言うことだ。 2026/06/16
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