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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
meg
27
岩波ジュニア新書は名著が多いと思う。読みやすくて面白かった。2025/01/15
崩紫サロメ
14
著者は吉川幸次郎門下で、京大中国学の伝統を継ぎ、陶淵明や陸游の研究などで知られるとともに、河上肇など、20世紀日本人による漢詩の研究者でもある。「人間(ニンゲン・ジンカン)」の項目にも河上肇が引用されており、中国古典・現代中国語・日本語の中の漢語の連続性と隔たりとを、教養とユーモアに溢れた筆致で描いている。「青春・白秋」の項目では李賀が、「孤独」の項目では斯波六郎の『中国文学における孤独感』や吉川幸次郎『宋詩概説』が挙げられていたり、改めて懐かしい中国文学の世界に誘ってくれる。2025/08/25
jjm
8
普段成り立ちなど気にせずに使っている漢語の由来がよくわかる。これは面白い!と思ったのは「宇宙」という言葉。「宇」は無限の空間を、「宙」は無限の時間をさすとのこと。中国の古典に見える「宇宙」はuniverseの訳語となる以前のはるか昔から、三次元の世界ではなく、空間に時間を加えた四次元の世界だったというのは何とも不思議な話。2021/05/06
isao_key
6
日常われわれが何気なく使っている中国古典のことばについて、その出典とまつわる話について書いたエッセイ。漢語には複雑で微妙なニュアンスを、短いことばでビシッときめるという特徴をもつと著者はいう。「推敲」の故事に見える韓愈の話など、とても味わいがある。また「三人虎を成す」という故事は漢代の『戦国策』(BC77-BC6)からの出典。内容はたとえ根拠のないデマでも、多くの人が口ぐちにいえば信じるようになるという例え。この話を読んで、2000年以上前と現代の中国がやっていることは全く変わってないのだと思い知った。2013/01/21
あさって
4
漢詩を専門に研究されている方が書いた本です。 日常でよく使う二字熟語について原典と思われる漢詩や文をあげながら日中の用法の違いなどを考察しています。 高村光太郎「道程」 僕の前には道はない 僕の後ろには道が出来る…… 魯迅(ろじん)「故郷」 ……じつは地上にはもともと道はない、歩く人が多くなれば道もできるのだ。 日中同時期の「道」についての話は面白いと思いました。状況によって書かれる内容も変わるのですね。2013/10/17
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