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内容説明
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量子もつれでわかる新しい量子力学の世界。「2つの量子は離れていてもつながっている」というアインシュタインを悩ました現象を、不確定性原理と量子光学の実験を通して解説する全く新しい量子力学入門書。(ブルーバックス・2011年2月刊)
目次
量子力学とは
テクノロジーの進歩と量子化の必要性
振り子の量子化
光の量子化
レーザー光と量子ゆらぎ
量子エンタングルメント
量子光学を用いたEPRペアを生成するための準備
量子光学を用いてEPRペアを生成
量子光学を用いた量子エンタングルメント検証実験
単一光子状態の生成
量子テレポーテーション
多量子間エンタングルメントと量子エラーコレクション実験
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しろくまZ
10
光量子コンピューターの研究開発で著名な古澤明教授の著書。量子テレポーテーションについての分かりやすい解説を求めて読み始めたが、AMやFMなどラジオを例に挙げて説明がされており、ラジオについて予備知識の無い身としてはかえって分かりにくかった。単一光子を用いた説明の方がまだ分かりやすい気がする。最後の章で、量子エラーコレクションが紹介程度に説明されているが、これについても最近素粒子物理学との関連も指摘されているらしく、興味をもって勉強したい。2024/12/24
中年サラリーマン
8
複数の量子の不確定性原理を考慮したふるまいは?というお題で一冊書ききっている。途中、「数式でしか説明不可能」という文のあと迷いもなく数式が出てくるので一般の人にはお勧めできないかな。物理好き、あるいは物理学徒でなんの研究しようかなと迷っている人には参考に読んでみてほしい、そんな書籍。ただ、内容は理解できれば間違いなくスリリングで面白いです。2013/09/15
いりあ
6
物理学者 古澤明氏による「量子テレポーテーション」に続く量子力学の解説書。本書では量子力学を基礎とした量子光学を用いて「量子もつれ」を説明をしていることが特色です。全部は分からないですが、いくつか腑に落ちるところがあったので収穫かな。やはり内容が高度なため、ある程度物理的な知識が必要だと思います。また数式アレルギーの人向けに図を多用しているのですが、ページの関係で説明文と離れてしまっているため、ちょっと読みにくいのが残念。前著の後半に書かれていた光を用いた実験に興味をひかれた人は必読かも。2020/03/31
yori
5
★★★☆☆ 読み始めから、ちょっと読み辛い気がしたが、、、どんどん置いて行かれた。。。結局量子もつれとは一体なんなのか分からずー、、、2013/03/07
わえ
4
量子力学の先端的研究(当時)について学ぼうと思い読む。量子テレポーテーションがラジオや電気回路と同様の原理であることを知る(ただ量子テレポーテーションの場合、ラジオ波より光の周波数が高く、弱い光だと光の量子性が無視できなくなる特徴がある)。AM信号とFM信号、それらの不確定性原理について知る。/光パラメトリック過程はスクイーズド光を生成するためのもの。そこからハーフビームスプリッターを使ってEPRペアを作ってエンタングルさせる。/量子エラーコレクションでは通常のエラーコレクションの考え方が踏襲されている。2018/11/25
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