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内容説明
「酒と女房があればいい」「親友のためなら地獄に落ちる」「馬をわが子のようにかわいがる」…。日蓮の遺した手紙の一節である。厳しい一面が先行しがちだが、彼ほど庶民感情を解し、喜怒哀楽を素直に表現した僧はいない。だからこそ宮沢賢治も内村鑑三も矢内原忠雄も共感したのではないか。本書では、文学的にも評価される日蓮の至言をより多くの方に読んでいただけるように「いのち」「感謝」「誇り」「友情」「愛」「信」「悲しみ」「国土」といったテーマごとに分類。理解しやすい解説を心掛けた。数え切れない法難を乗り越えてきた彼の言葉は時代を問わず悩める人々の心に火をともす。
目次
日蓮の生涯と思想<br/>いのちを大切に生きる<br/>感謝して生きる<br/>誇りをもって生きる<br/>やわらかな心をもって生きる<br/>ともに生きる<br/>国土を生きる<br/>男と女を生きる<br/>親と子を生きる<br/>悲しみを超えて生きる<br/>自分を知って生きる<br/>信をもって生きる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつきネコ@成長した化け猫 久びさの成長
1
今年、最初の読了。私の中で日蓮はもっと傲慢な坊主だと思っていたが、違う事に気づかされた。強い理想を追いながら、人々を思い続けた、人間クサイ僧侶なんだな。 馬を大事にし、酒を飲み、偏屈な、ところはなんだか微笑ましい。特に私の心に響いたのは、「心の師となるとも心を師とせざれとは、六波羅蜜経の文なり」の一文かな。今年の自身への警句にしようかな。2014/01/04
mazu
1
ぜんぜん温かくならない。2011/04/07
chimichi
0
12章にわたって、日蓮の「お手紙」が紹介されています。かなしみをのりこえるために、読んでいただきたい一冊です。2011/03/10