内容説明
調理師の仕事に馴染めず、子守りとして一年間働いたリリーは、もう一度人生を考え直すため、ローマへやってきた。ローマには兄が暮らしているのだ。トレビの泉へと赴いたリリーは、偶然にも飛行機で隣席だったハンサムな小児科医テオと再会した。その夜、二人は夕食をともにし、互いのことを語り合った。テオは一年前に妻を亡くし、一人で三人の子供を育てているらしい。そして別れ際にリリーは、彼から思いがけない提案を受けた。しばらく子供たちの面倒を見てほしいというのだ。一週間後、ある思いを胸にリリーはテオの家に向かっていた……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
沙月
1
完全にページが足りてない。キャラも状況も設定自体はよくできていて、不安定ながらも微笑ましいという感じがよく出ているんだが、ヒーローの旧友という設定のキャラ二人があまりにいけ好かなくて、そんな人物を友人にしているヒーロー自体が人間的に疑わしさ倍増だし、ある意味悪役のそのキャラの使い方がいい加減で、登場させる必要性に疑問が。しかも話の途中でぶった切ったような終わり方なので、作品としての完成度はかなり低い。もっと時間と頁数をかけていれば、いい作品になったような気がするんだが、もったいないな~。2011/03/19
Mari
0
★★☆2011/12/24
MOMO
0
えっ・・・?これで終わりなの??えーっとぉ、あのいけ好かない二人組みに何のお咎めもなけりゃぁ、願いが叶った事を喜ぶ子供達のコメントもなしのまんま?妹を花婿の引き渡す誇らしげなサム君の笑顔はいらないってこと? それはないんじゃないの?スーザンさん!2011/04/07
みろん
0
子守の仕事に失敗して新たな心機一転をはかろうとしている女性と、愛妻に先立たれた悲しみから立ち直れないでいる3人の子持ちの医師とのロマンス。 都合よすぎる生ぬるい展開ではあったけど、幸せを感じるような心地よさはあったかも…。2011/04/05