内容説明
明和病院に勤める美貌の内科医・氷川諒一の恋人は、指定暴力団眞鍋組の若き昇り龍・橘高清和だ。ある穏やかな夜、氷川のもとに眞鍋の参謀である祐が倒れ、明和病院に入院したとの情報が! それが事件の始まりだった!? 同僚の小児科医・安孫子が巻き込まれたトラブルを解決しようとする氷川だが、トラブルはトラブルを呼んで……!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キキハル
26
今回は安楽椅子策士的な祐くんが大活躍の巻でした。その分、清和くんの影が薄くて可哀想な感じではありましたが(笑) 氷川先生の同僚の深津先生はオトコマエで、安孫子先生は不器用純情もの。仕事以外の人間として生きるスキルが低すぎます。色気たっぷりな祐くんを好きになった安孫子先生の最後の告白場面。あのセリフは一生忘れません!大爆笑でした!今年の忘れられないセリフNO.1は間違いないですね。本当に笑わせてもらいました。作者さんにはこの勢いで、面白おかしく突っ走ってもらいたいと思います。2011/02/05
那義乱丸
20
ハードな展開が前巻でとりあえず落着したので、この巻は真鍋組ではなく明和病院で起きる、気楽に読める箸休め的なお話。純情小児科医・安孫子を翻弄する策士・祐の匂い立つ色香が見ものでもあり(笑)安孫子と祐のラストのオチと奈良さんの挿絵に笑わせてもらいました。面白おかしく展開しますが、時折、組員たちのこの件とは別の緊張感が洩れたりして、名取グループと決別した眞鍋組がどこに向かうのかという本編の話も気になります。新章がいつ始まるのか楽しみでもあり!2011/02/14
草薙香里
17
氷川先生成分が凄く多くてよかったです。祐のフェロモン出しっぷりが凄い。氷川先生が単独で行動しても皆ついてきてくれるのがほっこりしました。詐欺占い師の片付けっぷりもお見事!2012/08/05
あると
9
読みながらずっと、BLであることを失念しておりました。イケナイイケナイ…。最後の「年賀状」でぶっ飛びました(笑)もう清和くんも祐くんも眞鍋組も、氷川先生を止めることは諦めたみたいですね〜♪いや、面白かったです。2011/02/06
れいく
9
最近はこのシリーズのタイトルが発表されると内容を考えます、龍が「忍耐」してDr.が「奮闘」……その通りでした(笑)。前作までのゴタゴタが一段落してインターバル的な話でしたね。年下亭主清和の可愛い所も見られたし♪けれど今回は誰よりも深津先生がカッコ良かった!(そして今回も久保田は気の毒だった……)明和病院中心でしたので本編に関係なさそうな感じでしたが「龍の兄弟、Dr.の同志」の時のように、その後の伏線である可能性も捨てきれない所です2011/02/03