国際金融の大変化に取り残される日本 - 「ドルのジャンク化」に備えよ

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国際金融の大変化に取り残される日本 - 「ドルのジャンク化」に備えよ

  • 著者名:倉都康行
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • PHP研究所(2014/03発売)
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  • ISBN:9784569795409
  • NDC分類:338.97

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内容説明

円高になるたび企業が大ダメージを受けるという日本経済。だが円高=ドル安という「ドル凋落」トレンドは、もはや誰も止められない。各国中央銀行の為替介入、歴史的な量的緩和の政策をもってしても、アメリカの回復は一時的なものでしかない。アメリカ・リスクを考えれば、日本が決裁・準備通貨をドルだけに絞る選択肢はありえない。ドル一極集中体制への依存は、「絶対に安全だと思い込んだ資産に一点集中して行なう投資とよく似ている」。本書の著者は、複数の通貨を同時に組み入れる「バスケット通貨」制をいまこそ導入すべきだと記す。バスケット通貨を採用すれば、「日本の輸出産業は1ドル=50円といった水準になっても、他通貨の上昇によってそのドル安効果が相殺されて採算が取れる可能性もある。円高で株安というステレオタイプな反応も影を潜め、たとえドルが急落しても株式市場はそれほど反応しなくなるかもしれない」。

目次

第1話 超債務時代のマネー(通貨戦争と金融緩和戦争 変質する中央銀行 ほか)<br/>第2話 弱くて強いドル(ドルの二面性 かみ合わない米中の通貨思想 ほか)<br/>第3話 日本にとってドルとは何か(死語になった「ドル箱」 19世紀以降の「ドル相場」を読む ほか)<br/>第4話 世界経済のパワー・シフト(米国パワーの相対的減衰 対米包囲網の可能性 ほか)<br/>第5話 基軸通貨という幻想(英国にとってのインド、米国にとっての日本 誤解される「基軸通貨」 ほか)