内容説明
毎日目にしているのに気づかなかった日本語の使い分けやイマドキの日本語を、高校の国語教師ならではの視点で標本にする。日本語の魅力とともに、川柳の魅力についても語った一冊。
目次
第1章 気になる日本語(街で見かけるフシギな日本語 折々の出来事に触れて 学校で耳にする若者ことば ほか)
第2章 教師の四季(春から夏へ―入学式今日の瞳を信じよう 夏から秋へ―宿題のせいで短い夏休み 秋から冬へ―枕投げ修学旅行のセレモニー ほか)
第3章 川柳で遊ぼう(愛を語るとき日本語がもどかしい 人はパンのみにて生くる給付金 女どもがやたらにくれるチョコレート ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫
12
図書館本。日本語と川柳の魅力を語ろう、という本。著者は現役の高校国語教師で、最近の高校生事情なんかも垣間見える。ちょっと足を止めて周りを見回して、おやと目に止まる日本語を発見すること、目に止まったもの感じたものを言葉に紡いで川柳にすることが楽しそう。 高校生でカタカナの「ツ」「シ」の書き分けができない子がいるという話にびっくり。小学生の時に散々直された記憶があるんだけど、最近の小学校はそういう指導しないの??2017/09/15
ひねよし
2
日本語のおもしろさをいろんな視点から書いたコラム。もう少し知りたいなと思ったところで次の見出しに移ってしまって残念。2023/02/27