内容説明
マチルダは両親を亡くして以来、医師である伯父のもとで育ち、今は診療所を助けて看護師として働いていた。そんな彼女の静かで平穏な毎日も、伯父の死で一変する――すべての遺産を継いだ従兄に家を追い出されたあと、老人看護の職にやっと就くが、過酷な労働に倒れてしまったのだ。八方ふさがりの彼女に救いの手を差しのべたのは、伯父の知人である魅力的なオランダ人医師、ラウヴェルトだった。他人も同然の彼に突然プロポーズされ、マチルダはとまどった。なぜなら以前、結婚は“都合がいい”と彼が言うのを聞いたから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
5
再読。都合がいいから結婚しようなどと言って本当は最初から大好きだったという、普通じゃ考えられない設定。ヒロインはいつもどおり理性的に分別のある女性。この停滞した関係を変革するきっかけ(いつもおかしい)今回は爆発。うううん楽しい~2013/01/11
びわ
2
結婚してからのヒーローがあんまり好きじゃなかったなあ。わざと誤解させる言動とっておいて、疑われると怒るし説明しないし…2012/12/12
くろうさぎ
2
伯父を亡くして、居所のなくなったヒロインに結婚を申し出るヒーローっていう、かなりいつものパターンです。とても優しいヒーローらしいのですが、変な女に優しくする暇があったら、もっと妻を大事にしてください。今回のヒロインは、自分から聞きにいくという、前進的?女性でした。2012/03/01
森のウサ子さん
1
電子書籍にて。再読。すっかり忘れて読み始めたけど、当て馬女が出てきて思い出した。結構手強い嫌な当て馬だったんだわ。それを利用しているようなヒーローも微妙。結婚する前の方がいい男に感じられたし、地道にアピールするんじゃダメだったの?って感じ。あと、自分の気持ちはやっぱ先に言わなきゃダメじゃんね。ヒロインの容姿が美しいというのはベティのヒロインにしては珍しいかも。2020/05/01
nayui
1
★★☆☆☆2011/10/01