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内容説明
大航海時代、日本は黄金の島「ワクワク」と呼ばれていた? 世界の国々や都市名には、帝国拡大、民族大移動、「新大陸」発見、産業革命など、変革の歴史が刻まれている。由来と地図でわかる発見の世界史!
目次
1 ヨーロッパの地名の源はギリシア、ローマ
2 民族移動と経済が生んだ中世ヨーロッパの地名
3 イスラームの興亡と西アジア
4 モンゴル帝国が変えた中央アジアの地名
5 ロシア帝国の誕生とスラブの国々
6 中華思想が反映、東アジアの地名
7 インド文明と東南アジアの地名
8 「大航海時代」と産業革命が生んだ地名
9 アメリカという「新世界」
10 国名で読むアフリカとオセアニア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tomi
20
ローマ帝国の繁栄に民族の大移動… ヨーロッパの地名だけ取ってみても、歴史が複雑に絡み合って形作られている事がよくわかる。世界各地の地名の由来が解説されているので雑学本としても楽しめます。2012/11/10
ruruti
3
浅く広く面白かった。改めて西欧が長きにわたって世界を牛耳っていたのだと分かった。2014/11/06
左近
2
歴史が好き。言語学も好き。地図を眺めるのも好き。というわけで、本書を楽しく読了。気楽な読み物を連想しそうなタイトルと表紙デザインの割に、中身は充実。黄金の国ジパング伝説は平泉の金色堂が基になったと思っていたが、奥州藤原氏以前から東北は砂金の産地であり、そのずっと前から黄金郷伝説の一つとして語られていたのも、よく考えてみれば納得。地名は歴史の語り部。市町村合併や地域おこしという名目のもとに、安易にいじって良いものではない。ましてや「漢字が難しい」「素敵な印象にしたい」なんて理由で変更するのは言語道断。2023/04/01
松露
1
世界の地名の由来からざっと歴史をたどる、という書き方が面白かった。雑学本としても、充分楽しめた一冊。2011/02/12
恵
1
ほぼ時代順に並んでるので、国家の栄枯盛衰もよく分かる。歴史雑学系の本の中では、出色の出来ではないだろうか。2011/01/27