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内容説明
否定的なイメージの「挫折」だが、それを経験した人間だけが、ビジネスで最も必要な「打たれ強さ」を手に入れられる。
そして、何より、「己を知る」ことができ、それこそが成長への近道となるのだ。
本書でいう「挫折力」とは、この「挫折を愛し、乗り越え、活かしていく力」なのである。
数々の企業を再生させたプロフェッショナルによる、不安定な時代を愉快に生き抜くための希望の書。
目次
第1章 挫折こそが成長への近道(人をもっとも成長させるのは「挫折」である;青年よ、荒野をめざせ ほか)
第2章 挫折に打ち勝つ力(1) ストレス耐性を高め、挫折と折り合う技(「禍福は糾える縄の如し」が教える人生の知恵とは?;世の中のいわゆる「成功哲学」の欺瞞について ほか)
第3章 挫折に打ち勝つ力(2) 人間関係の泥沼を楽しみ、糧にする技(負け組の組織で展開される人間ドラマ;人生いろいろ、カイシャもいろいろ ほか)
第4章 挫折に打ち勝つ力(3) 捨てる覚悟を持つための技(へたな延命措置は、むしろ会社の寿命を縮める;本当の危機になる前に動け ほか)
第5章 挫折に打ち勝つ力(4) リアルな「権力」を使いこなす技(リアルな経営現場で展開される権力の現実とは?;会社の失敗はいつもトップマネジメントから ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
68
失敗を愛しなさい。2017/04/23
佐島楓
28
挫折なくして成長はない。そういったことが、だんだんと皮膚感覚で理解できる年代になってきたことを意識した。2015/01/30
Haruka Fukuhara
14
タイトル以上のものは大してなかった。というか出てくるエピソードが苦労談ではあっても挫折とは呼びにくいものばかり。言ってることはだいたいわかるけどどうもあまり体験に根ざしてるのかわからない部分も多い。松下幸之助のことばの方が自分には深みを感じられた。2017/09/12
Eimi
13
優等生で挫折を知らないエリートは修羅場をくぐり抜ける術をしらず、また組織において部下を束ね決断することができない。日本型の稟議型組織では責任が明確でなく、国際的な競争力は低い。挫折してその後いかに失敗から学び立ち直るかというレジリエンスを身につけるべきという。2021/05/05
たくま
11
失敗から多くを学ぶことは明白であり、失敗を恐れて全てに平均点を取る優等生タイプに終始していても成長はない。失敗したからといってすべてが終わりではなく、その挫折からまた新しい道が開ける。挫折するという事は、今の自分から脱皮しようとした努力の証である。今挫折している人、過去に挫折をした経験がある人、今まで順調に来た人など、全ての人生に成長の道筋を教えてくれます。ためになりました。自分も過去に挫折経験があり、挫折から自分という人間がよくわかった気がします。2015/01/11