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内容説明
2011年、欧州はギリシャ、アイルランドに続き、いよいよポルトガル、スペインヘソブリンリスクが飛び火する危機を迎える。
クレジット市場は欧州発の混乱に陥ることになるだろう。
財政赤字問題は、次第に欧州の大国まで巻き込みながら、ユーロ圏諸国に次々と襲いかかる。
世界的な規模で危機感が連鎖し、恐慌とはいえないまでも不況が各国経済を覆うことになる。
もはや、日本も対岸の火事とはいっていられない。
日本にも波及する恐怖のシナリオを描くとともに、いま取り組むべき処方箋を提案する。
目次
第1章 日本国債が暴落する日(20XX年、すでに起こっている未来;ダウンサイドスパイラルの恐怖 ほか)
第2章 ソブリンリスクって何?(2010年はソブリンリスクが注目された年;ソブリンリスクとは何か? ほか)
第3章 ユーロ危機は終わっていない!(連鎖危機解決への動き;ギリシャ救済は一筋縄でいかなかった ほか)
第4章 信用収縮があなたの資産を奪う!(信用収縮が景気を悪化させる;債券も株のように目減りするってホント? ほか)
第5章 財政健全化への地獄の道のり(待ったなしの財政再建路線;ギリシャの財政健全化が見本、そんな姿勢でいいのか? ほか)
終章 子どもたちに誇れる日本を!(子どものために残すのは借金?;日本も「トリプルA」の国に戻ろう)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すしな
37
007-23.2011年の本ですけど、ユーロ危機の本かと思ったら、日本の財政危機の話でした。著者は国債や債権の信用を分析されているという立場で、日本の国債の今後を占う内容になっています。日本の財政赤字で国債の格付けが落ちて行きそうなので、財政再建をするために増税が必要という論旨でした。消費税をあげたい気持ちもわからなくもないですが、そもそも医療費を抑えて、教育や成長分野に税金を使っていかないと、GDPも上がらないので負のスパイラルからは抜けられないんじゃないですかね。2023/01/17
佐島楓
10
文章や用語の解説がわかりやすかった。日本は経済的にかなり危険な状況だということを多角的に説明している。日本国債を持っている男性は女性にモテるなんてキャンペーンを財務省がやっていたなんて初めて聞いたよ・・・。2011/11/10
中年サラリーマン
3
書いてあることは至極もっともなんだがどこかひっかかるなぁ2012/06/14
そうたそ
2
★★★☆☆ わかったようなわからんような。経済苦手ですんません。2012/10/23
thoma
1
目を惹くために当時話題のタイトルを付けたのでしょうが、ユーロのために買った人には物足りないし、日本経済に関心のある人には届かない、というわけで、内容はそんなに悪くないのに、売り出し方は失敗だったかもしれません。 http://thomap.blog.fc2.com/blog-entry-715.html2014/05/28