新潮新書<br> 人間の往生―看取りの医師が考える―

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新潮新書
人間の往生―看取りの医師が考える―

  • 著者名:大井玄【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2015/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106104039

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内容説明

自然や人とのつながりを忘れ、病院の中に死を遠ざけるうちに、日本人は死の全身的理解を失ってしまった。クオリティ・オブ・ライフ(QOL)の根幹をなすクオリティ・オブ・デス(QOD)の悪化をかえりみず、健康維持や抗加齢ブームにとらわれるのはなぜなのか……終末期医療に取り組みつづける医師が、在宅看取りの実際と脳科学の知見、哲学的考察を通して、人間として迎えるべき往生の意義をときあかす。

目次

家で死ぬ意味
大往生の回復
進行がん告知
医者と芸者
一人称のがん
在宅看取りの不安
作り話
「わたし」はどこに宿るのか
老いと「意味の世界」
野垂れ死にも悪くない
「意味の世界」を落ち着かす
ある地域医療の死
祈りとつながり
終末期胃腸医の見る「時」

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