絲的炊事記 豚キムチにジンクスはあるのか

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絲的炊事記 豚キムチにジンクスはあるのか

  • 著者名:絲山秋子【著】
  • 価格 ¥576(本体¥524)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062768658

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内容説明

真冬に冷やし中華に挑戦して惨敗し、締切と格闘しながら、満腹になれる丼を5連発で作る。さらにはあまり食べないエスニック料理の食材を集めて悪戦苦闘、そしてオリジナルの豚キムチに舌鼓を打つ。群馬県高崎市在住、一人暮らしの著者による試作に試作を重ねた毎日。時に切なく時に笑える傑作料理エッセイ。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

217
『Hanako』に2006年1月から1年間連載された、絲山秋子さんの自炊日記。彼女は当時、群馬県高崎市で一人暮らしを営んでおり、折に触れ群馬の産直野菜を礼讃しつつ書いている。絲山さんといえば、私にはお仕事小説のイメージが強く真面目な人(でも、ちょっととぼけたところもある)という印象だが、このエッセイでは別の意味での真面目さやひたむきさが伝わってくる。お料理は奇妙(?)なものが多いようだ。真っ黒な「力パスタ」に始まり、「冬の冷やし中華」と続くことからも想像がつくだろう。自画自賛のお料理だが、私にはあまり…。2013/07/02

masa@レビューお休み中

101
小説から入った絲山さん。衝撃的な物語を書く、絲山さんの素顔をそろそろ見たくなってきたので…。エッセイにも手を出してみました。エッセイといっても、炊事に限定した料理エッセイになります。普通にただおいしいものを作って食べる的な展開を予想していたのですが、予想を遥かに裏切る、チャレンジ炊事記となっていました。餅を使ったチカラパスタを考案したり、真冬に冷やし中華を作って、試作を重ねて4食も食べたり…。しかも、普段の食生活もかなり波があるんですよ。いろんなことが気になって、レビューが上手くまとめられないくらいです。2017/08/24

サンタマリア

44
料理を一度もしたことがない僕だが、いくつか作ってみたいものがあった。「ヘナッポ」が一番んまそう。2021/07/03

おさむ

39
某新聞で絲山さんの記事を読み、最近読んでないなと思い立ち、図書館で大量に借りてきました。初めてのエッセーでしたが、相変わらず「男前」。hanako連載で料理がテーマ。女性らしさを期待されたのではという気もしますが、ぶれてません。流石絲山嬢ですw。2015/09/13

キムチ27

39
同性の視点からしたら、こんな女性の台頭、喝采もの。食を自在に操れる女性は頭の回転抜群、付き合ったら面白いこと間違いなし。絲山さん、文字ではかように軽やかテンポ、リアルは!と思うけどな。アンニュイでシャイで案外Mかも。料理の数々、私も経験あり…されども肥満への道筋が怖い類いが大半★2015/06/27

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