内容説明
戦国武士は、俸給のためなら主を変えたが情で結ばれた主君のためには、命を賭けた。家康の抜擢で紀伊徳川家の礎を築いた勇将・安藤帯刀は、諫言も辞さず、切腹覚悟で幼き主君を守り抜く。一方、伊達政宗を奥州の覇者に押し上げた智謀の人・片倉小十郎は、若き主君の器量を最大限に活かすため、主君の病んだ右眼を自ら抉った。己を捨て、主のために戦い抜いた名臣たちの清々しき生き様!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイゼナハ@灯れ松明の火
23
徳川家臣の安藤帯刀と伊達家臣の片倉小十郎、この二人にどんな繋がりが?と思って読んではいけません。単に二人の列伝が収録されているということでした。三河武士の一つの典型のような安藤帯刀の話は面白いのですが、新発見はなかったかな。また、片倉小十郎の方は、秀吉の北条攻めの手前で終わっちゃっているので尻切れトンボ感が強いです。2011/01/13
さるぼぼキング
0
安藤帯刀編はうまくまとまっていて読みやすかったが、 片倉小十郎編については内容的にも前半生のみで終わられた印象で 物足りない気がした。2012/03/12
じょるじ
0
作者は何の為に、どういう思いで、この作品を書いたのでしょう?僕には全くわかりませんでした。2014/08/08
Zhao
0
安藤帯刀、片倉小十郎という知る人ぞ知る名脇役の短編2篇。 でもちょっと消化不良かなぁ。 どうも津本氏のご当地方言ばりばりの筆致に馴染めないせいかな?2014/04/26
外枠発走
0
題名の通り、主君の為には命を惜しまない忠臣を、史実の中のエピソードを交えながら紹介しています。歴史小説としては、悪くないと思うのですが、片倉小十郎の方は、序盤以降、伊達政宗のサクセスストーリー然としていて、あまり片倉小十郎の個性が主張されておらず、ちょっと物足りなさを感じました(゜-゜) 2012/02/25
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