内容説明
ターリアは父が創業した高級宝石店を手伝っているが、店はここ数年、業績悪化の一途をたどっていた。破産を免れる方法はただ一つ――店に興味を持っているという前途有望な企業〈バンテージ〉に売却することだ。その〈バンテージ〉から面会の申し出があり、早速出向いた彼女は、案内された部屋で待つ男性を見て自分の目を疑った。タノス・サワキス! 前日、知人の画廊で見かけ、ひと目で惹かれた。だが、国際的な企業グループのトップである彼は、明らかにターリアに軽蔑のまなざしを向けたのだ。その彼がどうして今ここに? 訝る彼女はタノスの次の言葉を聞いて身を震わせた。「君に復讐できる日をずっと心待ちにしていたよ」■初めて会うタノスから、復讐を宣言されたターリア。理由もわからずにとまどいながらも、タノスに惹かれる自分を抑えられず……。シャンテル・ショーが情熱的に描く復讐劇です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょう
10
ヒーローの復讐の動機と執念深さのバランスが悪い。そんなことでそこまでする~?復讐の対象は義弟でしょ~。ヒロインの自己犠牲が可哀想。2015/08/31
ぽこ
5
ハーレクインではよくある復讐話。妹が車にひかれた責任までヒロインにあるかどうかは微妙だと感じた。2015/05/25
akiyuki_1717
4
復讐モノにしては珍しく、早々にヒーローは後悔するのが気持ちよかった。ただ、自分が先に勝手な先入観でヒロインのことを誤解して後悔したはずなのに、自分を信用しないと、毒を吐くのはどうなんだ?ヒロインの方はヒーローの部下の不手際のせいで、父親がショックで倒れてるんだし、自分が出した条件を守っていない時点で、ヒロインに謝罪するのが先のはず。部下の失態は上司の責任者ないのかね?ドレスを返せって、器が小さすぎ…そしてヒロインは簡単にヒーローを許しすぎた。もうちょっとすったもんだして欲しかったな。2015/09/28
MOMO
3
この類の復讐系ロマンスの醍醐味は、ヒロインがバージンだったと判明した時のヒーローの反応よね!!そん時の彼らの狼狽ぶりや、罪悪感に苛まれるさまを読むのがどれほどの快感か!!おまけに決まって「何で言わなかった?」なんて聞くのよ!ほんと、なんてお馬鹿さん!!ッてぇことで、きっちりかっきり期待どうりの反応をしてくれたタノス君でした。おまけに、その後もいろいろとやってくれるし・・・あぁ、楽しかったわ・・・2011/02/25
麻琴
2
読書中に以前雑誌でコミック版読んだ作品だと気付いた。コミック版はあまりよくなかったので印象に残ってなかった。原作を読んでみてコミック版で嫌だと思った点が全く無いことに驚いた。この原作読まなかったら毛嫌いしたままで損するところだった。やっぱり原作未読作品のコミック版は読むの止めた方がいいと今回再認識した。こちらの原作は嫌な人の存在感もないし純粋にヒーローとヒロインの関係にひたれる良作。☆42015/03/12
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