内容説明
16歳の孤児マリアンは後見人のミスター・カーステアズから、今後は彼の知り合いの貴族のもとで暮らすようにと告げられた。マリアンは相手が親切な老紳士にちがいないと思いこんだが、彼女を迎え入れたピーター・デズモンド卿は、まさに略奪者という言葉がぴったりの、野性的な若い男だった。なんと彼はポーカーでミスター・カーステアズと勝負し、マリアンの“後見人”の権利を勝ち取ったのだという。しかも彼女を高級娼婦だと信じ、さっそく寝室へいざなった。なぜこんなことに……。男の腕の中で、マリアンは運命を呪った。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
4
ヒーローは正義感溢れる良い人なんだけど、間の悪さが目についた。ヒロインの方が芯が強いので、尻にしかれてしまいそうだ。2015/03/21
キッチンタイマー
2
古典作品をアレンジし直したのかと思った。苦労したヒロインは聰明で最初こそ間違えて迫ったヒーローはタマシイを入れ替えて善行をする。文章もきれい。いやきれい過ぎて一瞬状況が把握できなかった。いろいろ詰め込んであるなあ。ラストの一枚はクラブだったと思ったけどなあ?作者はあんまりこなれてない2013/08/17
はっつん
1
おとなしめのヒロインがだんだん成長し、強くなって自ら、問題決着。ロマンスも薄味で、悪役が強烈だった。なんだか、文章も読みにくくて、少し 飛ばし読み。広〜く浅〜く進んで、最後はいきなりサスペンスって感じです。2016/02/18
ネフェルティア
1
貴族であり賭博師であるピーターが良心の呵責からマリアンの良き被後見人になって、足長おじさんのようにマリアンを親身になって見守る姿が好感を持てた。二人のロマンチックなシーンがもっとあれば良かったのにと思った。2011/02/28
nayui
0
★★★☆☆2012/11/24