内容説明
「残業代を払ってもらえない」「年休が取れない、取らせてもらえない」「やっとつかんだ内定が取り消された」「突然、『解雇』と言われた」会社から一方的に理不尽なことを言われたとき、そんなイザというときにあなたを守ってくれるのが労働基準法です。会社との関係で弱い立場にある「働く人」を守るために作られた法律なのです。それを知らないばかりに、当然得られる権利を失ってはいませんか。本書は、働く人にとってとても大事な労働基準法を、身近な事例を豊富に用いながら、やさしく解説した一冊。
目次
第1章 そもそも「労働基準法」って何?―「労働者」の強い味方
第2章 まずは知っておきたい「仕事のルール」「職場のルール」―労働契約、就業規則、男女雇用機会均等、労働組合など
第3章 やっぱり気になる給料の話―賃金支払いのルール
第4章 労働時間は自己管理する気持ちで!―労働時間の限度
第5章 かしこい休暇の取り方
第6章 こんなときどうする?社内で起こるさまざまな問題―配置転換、出向、懲戒処分、セクハラ
第7章 イザというとき、あなたを守ってくれる法律と制度―労災保険、雇用保険、労使トラブルの解決法など
第8章 「正社員」だけじゃない、働き方のいろいろ―派遣社員、パートタイマー、障害者、外国人労働者
第9章 「解雇」されないための法律知識