天使を抱いた夜本編

著者名：岡本慶子

SBCr（2012/11発売）

• ISBN：9784596952929

内容説明

タムシンは一族企業を救うため、シークの甥で大富豪のアジスに嫁ぐ覚悟を決めた。婚礼の日、花婿のもとに向かう一行が突然、暴漢に襲われる。薬をかがされ気を失ったタムシンが目覚めると、残忍さを秘めた彫刻のように美しい男が顔をのぞき込んで告げた。「僕は復讐のため、君の婚約者とその一族を破滅させる。僕はこの日のために生きてきたんだ」屈辱のなかで無理やり唇を奪われたタムシン。けれど、ああ、なぜ誘拐者のキスがこんなにも熱く甘く心地よく感じられるの！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[チョビ]

この話に出てくる男を見て、はっと思ったのがガンダムのシャア。彼が変われない、自分しか愛せないダメ人間の象徴ならば、こちらの男性は愛の力で復讐を乗り越え、女の愛を手に入れるという趣。・・・シャアも愛に振り回されるタイプの男であれば人類に絶望しなかったか、と妙に残念な気分に。基本的にヒロインも生活力のなさはこれでもか、と言った感じだが、世間知らずのお嬢様な雰囲気はよく伝わって、かわいらしい。

2011/11/26

[カザイル]

岡本さんのヒロインなわりにあんまバカっぽくなくて、そこがいいのかつまんないんだか？

2011/02/01

[まるー１]

最後がちょいとかけあし・・・

2010/12/29