小学館ジュニアシネマ文庫 劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来

著者名：冨岡淳広【著】/日野晃博【ストーリー原案】/レベルファイブ【原作】

小学館（2015/06発売）

• ISBN：9784092306097

内容説明

劇場版イナズマイレブンのシナリオを完全ノベライズ

雷門イレブンは、中学サッカー日本一を決める大会「フットボールフロンティア」に出場し、ついに日本一の座を手中に収めるはずだった。しかし、決勝戦に現れたのは、平和を嫌う闇の勢力によって未来から送り込まれた最強戦士軍団「オーガ」だった。雷門イレブンを倒し、過去を塗り替えようとする闇の勢力の野望を、はたして雷門イレブンは阻止することができるのか…!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[めろこ]

正直この手の本に期待はしていなかったのですが、思っていたより楽しめました。小学生向けでしょうが、文体はいかにも子供向けという感じではありませんでした。丁寧に書かれているな、という印象です。ただ、映画を観ずにこの本から入ってしまうとやはり情報不足です。映画を観てから、本を読むことをおすすめします。序盤では映画本編では詳しく描かれなかったオーガについて書かれてるのでオーガ好きさんには特におすすめしたいです。 でもバダップがミストレの鼻を折ったのは色々とショックでした...。

2012/07/21

[フブキ]

こども向けの小説化だろうなとあまり期待せずに買ったら著者が脚本家の一人である富岡さんだった。もっと早く読めばよかった！未来の設定が思いのほかしっかりしてて、何故それを映画で出さなかったのかと疑問に思うほどだった。オーガがチームになっていく過程を丹念に書いていたのも意外。作中における「円堂守」という存在の大きさを改めて認識させられる映画版でした。

2011/02/20

[彼方]

イナズマイレブン1期の舞台をスポットに未来からの介入を加えたストーリーが描かれる劇場版のノベライズ。映画の脚本も手掛ける富岡さんの執筆という事で、思ってたより全然読み応えがありましたね…。映画本編ではオーガの事情については大雑把すぎたので…未来の状況やバダップ達王牙の心情描写は良い補完、特に最後の別れのシーンは物語の締めとして重要なので読めて良かった…映画でもここら辺はやってほしかったくらい…。サッカーの様子はさすがに映像に劣るものの、キャラクターの台詞の割合といいバランスもよく安定したノベライズでした。

2018/03/15

[楓]

映画を3度見てから読んで、映画では語られなかったオーガの過去が描かれていることに驚き。 子ども向け小説と思いきや、丁寧な描写で情景が想像しやすく非常におもしろい。 たくさんのキャラが登場するなか、かなりまんべんなくセリフがあるのも嬉しいところ。 映画を見たひとこそ読んでほしい一冊。

[えるこ]

本編ではなかったオーガ3TOPについての詳しい描写があって嬉しかったです。 映画とノベライズがセットと言ってもいいかなあと。 バダップちゃんまじバダップちゃん。

2012/02/14