ショパン・望郷のピアニスト

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ショパン・望郷のピアニスト

  • 著者名:ギイ・ド・プールタレス/高波秋
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • ジャン・ジャック書房(2010/12発売)
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  • ISBN:9784998074595
  • NDC分類:762.349

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内容説明

ショパン(1810~49)の生前の雰囲気を、まだ、色濃く留めている、1927年のパリで、この本は書かれました(オスマンが、パリ大改造を実現したのは、ショパンの死後4年後の1853年から、70年まで)。そこに登場して、自由奔放に、語り、活躍する、ショパンの友人は、親友、フランツ・リストを筆頭に、ドラクロワ(画家)、ハイネ(詩人)、シューマン(作曲家)、バルザック(小説家)、などなど、いずれも19世紀のヨーロッパを代表する芸術家たち。その中心にいるのは、ショパンの愛人、ジョルジュ・サンド(小説家)でした。彼らの意見を、鋭く、興味深い論評を加えて語る、この本の著者、プルタレスは、フランス・アカデミーの芸術部門の大賞を得た小説家です。音楽、殊に、ピアノ演奏に造詣(ぞうけい)が深く、ショパンを初めとする数人の音楽家の評伝も書いた著者が、この本の随所に披露している、ショパンの作品鑑賞は、作曲者の真情と到達した美の世界とを、明快に説き明かしています。舞台は、主として、パリですが、地中海のマジョルカ島、ロンドン、ウィーン、マルセイユ、パリ南西の寒村・ノアンなど、ショパンの足跡を追って、動乱のただなかにある、ヨーロッパ各地の、十九世紀半ばの、空気と世情を描いています。

目次

悲しみに沈む、美貌の天使
ショパンの、生国
世に出てゆく、詩人
不幸と理想
ウィーンの孤独、ワルシャワの革命
パリほど、ピアニストの多い町は、ありません
幸せな年月、仕事の年月
マリア・ウォジンスカ
ジョルジュ・サンドのこと
バルザックの見た、サンド〔ほか〕