- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
世界の海底には太古の歴史を丸ごと閉じ込めた沈没船が眠っている。海の考古学者たちの「発掘」によって塗り替えられた「世界史」を紹介する驚きの1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
115
佐々木ランディの『水中考古学』を登録して、こっちも読んだのに登録してなかったのを思い出した。無敵艦隊の最期とか、話が被る話題も少なくないが。
mitei
85
大航海時代の船の発見などの話が非常に興味深く読めた。最後の沈没船の実際の発掘方法があるのがよかった。船を見て文献だけの資料が物的証拠を持って現実味を帯びてくるのでこれからも新たな発見に期待したい。2013/03/13
ごへいもち
18
結構若い著者なのにどれだけいい本をたくさん読んだらこんな文章が書けるのかなぁと感心した。ワンピースも読んでるしw。とにかくとても読みやすくてメディアファクトリー新書にちょっと期待2011/05/15
kubottar
11
沈没船にはロマンがあるなあ。ハズレも多いんだろうけど当たったら・・・でかい!2012/04/07
yamatoshiuruhashi
8
沈没船を「遺跡」として分析する水中考古学者が、調査結果からわかる歴史の裏付けをわかりやすく書いている。次々に新しい生活が上にかぶさっていく地上遺跡と異なり、沈没船はその時点でのタイムカプセルであり調査はタイムトラベルだという表現はまさに言い得て妙である。わくわくしながら読んだ。著者名がカタカナであったから外国人だと思っていたが、本書中「我が国」というのは日本語であり日本人だったのにも驚いた。終章に水中の遺跡保存の必要性を強く訴えているが、そのような国際条約、法整備が進むように共感を覚える。2016/02/12