新潮新書<br> 日教組

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新潮新書
日教組

  • 著者名:森口朗【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 特価 ¥462(本体¥420)
  • 新潮社(2012/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106103971

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内容説明

日教組とは何か? 生徒の学力低下に荷担したと糾弾され、先生の指導力低下を放置したと非難され、挙げ句には日本をダメにした元凶とまで名指しされてきた。そして今、民主党政権の誕生によって再び注目されている。が、実態は意外と知られていない。GHQ指令下、文部省によって作られ、かつては校長以下九割以上の先生が加入していた組織の歴史をたどりながら、その思想、所業、暗部、すべてを丸裸にする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

39
日教組の歴史を解説。戦後の教育をダメにしたのは日教組、なんてよく聞くけど、実はよく知らないので読んでみた。著者の立場が保守なわりには、まあまあ冷静な書き方。書かれたのが2010年民主党政権時なので、いま現在とはちょっと違う。一部の極端な主張はどうかと思うけど、道徳とか銃剣道とかイヤな方向に進む今、日教組はほとんど力を発揮できてないのかなあ。もうそんな力ないのかー。他の本も読んでみようっと。2017/04/20

おいしゃん

31
全く正体のわからないこの組織の背景がよくわかった。なんだ、うちの会社の労働組合そっくりじゃないか。2018/07/27

Willie the Wildcat

28
権利と義務。戦前・戦後の政官にも翻弄。”聖職”とまでは言わなくても、次世代育成という観点での責任と期待は、いつの時代も重い。故に、社会と親との協業も常に課題。一方、労働者の権利の定義と適用。組合加入率28%の意味。主流派vs.反主流など、抗争も権利。課せられた義務と”期待”も踏まえた継続的改善。常に子供にとってベスト(あるいはベター)!が念頭の言動であることを信じたい。蛇足だが、戦後の文部省の日本人観はどうだろう・・・。戦後故に、日本人の”良さ”にも光を当てて欲しかった気もする。2014/03/15

calaf

11
教育問題に関してはあまり関心がなくほとんど知らないことばかりでしたが、古い組織にはいろいろな問題がありますねぇ...でも確かに、日教組だけが悪者というのは間違いということも分かりました。2010年末の発行の本という事で、民主党政権時代になった憂いを書いていますが、再び自民党政権に戻った現在そしてこれから、日教組はどうなっていくのでしょう???2013/02/08

スウィーニー校長

9
★★★★☆ 放っといても潰れる運命の日教組を批判する気は無かったが、民主党が政権を取り日教組が息を吹き返した為、本書を執筆したそうです。 日教組が教育を低下させた張本人だ、という批判は的を得ていない(言い過ぎ)。 主犯は、日教組にメスをいれず、日教組批判を選挙に利用してきた自民党。 反日教育も元々は文部省の方針。 日教組は、「主犯というには不甲斐ない組織」との事です。 そのせいか「自治労の正体」の様な鋭さは無いが、客観的に分析・批判されていると感じた。2018/01/29

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