内容説明
古くから私たち人間にとって身近な存在であった妖精・精霊。彼らにまつわる伝承は、世界中に残されている。たとえばハロウィンのシンボルとして有名なカボチャをくり抜いてロウソクを灯した照明器具。そのモデルとなったが、イギリスに伝わる灯りの妖精ジャック・オ・ランタンだ。霧深い沼地や湿原で人気もないのに灯りがチラチラ動いていると彼の仕業だといわれている。また「ロード・オブ・ザ・リング」でおなじみのドワーフは、地下に住む妖精界の鉱物職人だ。彼らは地中で見つけた鉱物や貴金属を美しい装飾品や武具にする技術をもっており、妖精仲間から魔法道具の製作を請け負うとされている。そのほか四大精霊であるノーム、シルフ、サラマンダー、ウンディーネはもちろんのこと、日本の座敷わらしやコロポックルなども紹介している。わかりやすい文章と可愛いイラスト満載、ファンタジックワールドに生きるフェアリーたち86体を楽しむのに最適の一冊だ。
目次
写真で見る妖精・精霊―妖精・精霊イラストギャラリー
まえがき あなたのすぐそばにいる妖精・精霊たち
第１部 ヨーロッパ世界（イギリス・アイルランド系の妖精・精霊；ヨーロッパ大陸系の妖精・精霊）
第２部 ヨーロッパ以外の世界（南北アメリカ大陸系の妖精・精霊；アジア・そのほかの地域の妖精・精霊）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
teafool
1
図書館にあったので、なんとなく借りて読んでみた本。何かの話のネタだったり、ゲームの設定をより楽しむのに役立つかなと思う。しかし、わざわざお金を出してまで買いたいと思うかと言われると、それは微妙。この本のイラストの影響もあるだろうが、ヨーロッパ大陸系の妖精・精霊は可愛らしいのが多いなぁ……。2011/07/15
