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内容説明
戦にも民政にも才を発揮した武田信玄、長く存在を否定されてきた軍師・山本勘助、父の仇に嫁した諏訪御料人――。戦国きっての豪傑・武田家臣団の生き様から、史料では読み解けない、乱世を生きた人々の実像に迫る!
目次
山本勘助
武田信玄
板垣信形
甘利虎泰
真田幸隆
飯富虎昌
山県昌景
馬場信春
内藤昌豊
高坂昌信〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
65
2010/11/27 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2015/6/12〜6/18 武田家所縁の武将たちの紹介。有名な割りにはこれまで、井沢氏の作品でしか、武田家が主役の小説を読んでいない。が、名前を見ると、この人もこの人も、という感じで、有名な武将が目白押し。歴史にifは無いというが、もし信玄が上洛中に死ななかったら、と想像をたくましくさせるなぁ。2015/06/18
アイゼナハ@灯れ松明の火
27
井沢版戦国武将列伝、武田家編。お姫様を含めて39の列伝を収録してるので、サクサク読める反面、もう少し紙幅を割いてほしい武将もいたりして…でも有名どころばかりを紹介せず、曲渕少左衛門みたいな侍大将や判兵庫みたいな陰陽師の話を入れてるところが列伝ぽくて良いのかも(笑)徳川家が後に武田の家風を重んじたために、家を滅ぼした勝頼やその側近、そして『裏切り三人男』(笑)の評判が悪いんじゃないかというのは成程って感じ。しかし、歴史学者的な史料価値にのみ依存して、歴史を語る姿勢に対する著者の舌鋒は厳しいな(冷汗)2012/04/01
三代目けんこと
20
人は城、人は石垣…。
maito/まいと
19
どうも、井沢さんの著書は、こういう武将ごとの短編方式だとおもしろさが半減するなあ。もちろん武田家の武将や武田家の歴史初心者にとっては、わかりやすく入りやすい形式とも言えるが、中級・有段者になると、当たり障りない内容に見えてしまう。おそらく井沢節は、歴史の流れや通説のカウンターとして初めて活きるのかもしれない。2013/08/06
m
6
武田信玄ゆかりの地めぐりの予習復習に。人物ごとに書かれていて分かりやすい。魅力的な人物がたくさんいて、みな掘り下げたくなる。大河ドラマ「風林火山」を見る前に読んでいれば、もっと理解が深まって面白かっただろうなぁ。武田神社・甲斐善光寺・恵林寺をまわったが、恵林寺のお庭と鶯張りの廊下が素敵だったのでおすすめ。2018/09/26