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内容説明
リーマン破綻による恐慌突入を各国が協調しての財政支出により回避した世界経済であるが、その結果「金融バブル」がさらに膨れ上がり、今度は国債バブル崩壊=ソブリン・ショックが世界経済を「奈落」へと突き落とそうとしている。財政危機と大増税の連鎖、通貨切り下げ競争や自国保護を優先する各国がブロック化を推し進める結果、輸出に頼る日本経済の景気急落は避けられない。さらに米国経済の停滞は続き、結果ドル急落・円高騰は進み、1ドル=50円時代の到来も覚悟しなければならない。大調整期に突入した世界経済の枠組みを解説するとともに、大波乱必至の2011年日本経済を大胆予測する。
※本書は2010年11月に東洋経済新報社より刊行された『2011年日本経済』を電子書籍化したものです。
目次
第1章 ソブリン恐慌の悪夢が現実化する(「国家総破綻」の危機にある世界経済;ソブリン恐慌は目前に迫っている ほか)
第2章 日本の国家破綻が近づいている(ギリシャ以上に深刻な日本の財政;純資産「世界一」でリスクも「世界一」 ほか)
第3章 デフレ地獄が猛威をふるう―「安売り消耗戦」はいつまで続くのか(デフレ下の不毛な消耗戦は終わらない;デフレは人の魂を破壊しつくす ほか)
第4章 世界経済は大調整の時代へ突入する(前例のない「景気」と「金融」に直面した米国経済;オバマ金融規制と負の遺産 ほか)
第5章 グローバル・ジャングルをどう生き抜くか(「市民」による「地域」の復権で難局突破を目指す;「新成長戦略」でソブリン恐慌は乗り越えられない ほか)