内容説明
現役高校生にして、男気あふれた無敵のトレジャー・ハンター八頭大と、同じく現役高校生で頭脳明晰、お色気抜群の太宰ゆきの活躍を描く、アクションシリーズ。彼らが狙う財宝は、なぜかエイリアンの遺したものばかり。しかも、想定外のライバルとの接戦繰り返し。「ソノラマノベルス」でおなじみの二人の活躍が、ついに、「朝日ノベルズ」全編書き下ろし版で登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
13
虚空のメドューサ……。うーん、いいなあ♪2019/12/17
海猫
6
何年ぶりかのシリーズ最新作。ネタの仕込みが濃く、勢いとノリが健在で安心して読めた。このレベルを維持した上でコンスタントに続刊が出てくれれば嬉しいのだが。2011/05/19
ma-no
4
これはいい! 「黒死帝国」は番外編、「旋風譚」は短編集でした。「蒼血魔城」以前の、あの「エイリアン」のおもしろさが復活! 太宰先蔵の秘められた過去が明かされるので、オールドファンも必読です。米村孝一郎の絵もすばらしい。初期のアメコミ風味じゃなく、幻想味が濃くなった天野喜孝の絵柄よりも、こっちのほうが「エイリアン」には合っていると思います。2010/11/20
inugamix
3
レーベル移籍後のは初めて読む。装画挿絵はぴったりきた。大ちゃんのトンデモ道具群が懐かしくも楽しい。アクション描写とかここであれ持ち出してくるかぁというびっくり具合は衰えないなぁ。どうしても折々に古めかしさは感じるけど、この前に読んだ蒼血魔城があまり燃えなかったもんで、こっちのノリならまだまだいけるゾと思いました。2016/05/05
ラプトル
3
エイリアンシリーズ待望の新刊。8年まったかいがあります!スピーディで切れのいいアクションはまさに八頭アクション。ソノラマからレーベルが替わったせいか色っぽいシーンも以前のものよりパワーアップしています。イラストが天野喜孝氏から交代となっていますが、許容範囲かな。神話あり、超古代文明あり、最新テクノロジーありと冒険小説とはこうありたいもの。60を過ぎてもこんな小説が書ける菊池氏を尊敬するとともに最近の日本SFの大人しさを痛感。自分ももっとがんばらねば。2010/12/26