内容説明
山伏とは「山野に起き伏して修行するお坊さん」のこと。天狗の元になったくらいだから、とっくにいなくなったものだと思っていたら…いるんです! しかも東京のコンクリート・ジャングルに! 修験道オタクが高じて、週末だけ山伏になったサラリーマンと結婚! あのキモカワキャラ『あおくび大根』の作者がおくる、究極のバチあたりコミックエッセイ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
59
kindle。家庭を持ちサラリーマンをしながら、週末は山伏修行をする夫。その奥さんが描いたコミックエッセイです(良いタイトルです、実に分かりやすい)。しかし、作者の立場がそこなので、山伏の修行について詳細はなくフワっとした感じ。知らない世界をちょっと覗いてみようーーくらいの軽い気持ちで読めます。2019/01/05
にゃんた
22
山伏という未知の世界を覗き見したい気持ちで。山伏とは、山野に起き伏して修験道の修行をするお坊さんのこと、サラリーマンとの兼業に驚きはありましたが、半聖半俗が修行の基本、山で聖を知りシャバで俗を知り、その両方で生きることもまた修行だそうで、納得。2人の生活に絡ませての漫画なので超細かい山伏情報がわかるわけでもないけれど、普段知ることのない山伏情報を新鮮に読めました。新婚旅行の代わりとして行った新婚修行、凄く大変そうでしたが、たどり着いた先で感じる気持ちとか見たら、なんだか行ってみたくなった自分にびっくり。2019/01/05
ヒロ@いつも心に太陽を!
18
ダンナが○○作品に山伏キター!!少し前なら「山伏=法螺貝吹いてる修行僧」くらいの認識しかなかったが、RDGシリーズ(荻原規子先生)や『町でうわさの天狗の子』(岩本ナオ先生)を読んで以来、山岳信仰や山伏に俄然興味が湧いたゲンキンな私(-∀-)☆サラリーマン山伏ってどんなだろうと興味津々で読んだところ、なるほど!現代の山伏はもしかしたらすぐ隣にいるのかもね!(気になる人は読むべし)(続)2011/01/02
ひろ☆
17
先月、出羽三山に行った時に、多くの山伏体験をしている人を見た。山伏の世界が覗ける。修験道オタクのオショウに親近感が芽生えた。2014/09/24
アルカリオン
5
「山伏の仕事に従事する従業員として雇用されている人」ではなく、「平日は会社員として働き、週末は山伏として活動する人」の話▼山伏は半聖半俗(半僧半俗)が基本であり、「俗」の生活も修行の一部である。これは修験道の開祖、役小角が僧侶ではなく、仏教の在家信者だったことに倣ってのこと。(16-17頁)2019/01/03