もう一度会いたい - 長編小説

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もう一度会いたい - 長編小説

  • 著者名:小杉健治
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2013/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334748708
  • NDC分類:913.6

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内容説明

引きこもり生活を送る悟史は、ある晩、アルツハイマー病を患う源一郎と出会う。結婚の約束を果たせなかった女性に謝りたい。そんな源一郎の「最後の望み」を叶えるため、悟史は手がかりを探る。女性の消息を辿ると、ある殺人事件とのつながりが浮かび上がる。悟史は、源一郎が抱える慚愧の念を晴らすことができるのか!? そして殺人事件に隠された意外な真実とは――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーコ・オクダ

24
ちょっと辻褄合わせ感が気になるけど、全体としてはエエ話。引きこもりで人目を気にせずに済む夜にしか出かけられない青年とアルツハイマー進行中で時々夜の徘徊をしてしまう老人が偶然出会い、言葉を交わすようになる。老人の願いを叶えるため、青年は一念発起!結果、老人の求めるものを探していく過程を経て、彼は脱・引きこもり。一方、とある家族が長年封印してきた蓋を開いてしまうことに…。普通はそんなに他人の家の事情に首を突っ込まんよねー!?と思う場面が多々あるんやけど、まぁ、どの家族もすごくエエ人やったということで(苦笑)2017/11/20

myunclek

11
引きこもりの青年とアルツハイマーの年寄りとの出会い。とんでもない事件の真相へ。人生の負の部分からの脱却と、一人の女性への想いが生への執念を繋ぎ止める。悟史君、好意的な大人たちに恵まれた感はあるものの良く頑張ったね^_^2020/01/17

柊子

8
引きこもりの息子を支えるために、昇進のチャンスを棒に振る父親がカッコいい。我が家だったら、絶対に夫は仕事を取るだろうな。ストーリーは可もなく不可もなく。だが、読後感は良かった。2015/09/07

もも

6
源一郎はアルツハイマーで記憶が無くなっていく中、やむ無く別れた昔の恋人に謝りたい気持ちが膨らんでいた。引きこもりだった悟史は、源一郎のために、昔の恋人を探し始める。その過程で様々な人との出会いや想いに触れる悟史。そして悟史の行動が、一つの事件に終止符を打つきっかけとなる。 自分が自分でなくなっていく源一郎と自分を取り戻していく悟史の対比が味わい深かった。2017/07/25

4
主人公が悩みながら一歩踏み出していく様子が良かったです。事件は意外な形に展開していきました。2016/11/25

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