内容説明
父危篤の知らせを受け、ケイトリンは再び故郷の土を踏んだ。まだ父の再婚相手の長男リノに恋する十代の少女だったころ、次男の事故死の責めを負わされ、彼女はこの町を去ったのだった。皆の冷遇には耐えられても、リノの憎しみの視線は胸にこたえた。5年ぶりに再会した今なお、その瞳からは敵意が消えていない。だが、そんなケイトリンをさらに苦しめる出来事が待っていた。彼女を不実の子と信じる父が、血液鑑定を要求してきたのだ――実子でなければ相続権は一切なく、仮に実子であるなら、この先ずっとリノとともに地所を守らなければならないという!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
7
父も義母も死んだ弟も義兄も従妹も町の人達も全員でヒロインをいじめまくるヒロイン超かわいそうなお話だった。2014/08/04
はっつん
5
噂通りの酷いヒーロー。後半にヒロインがヒーローの事を「父と違って、洞察力がある…」って考えてましたが、いやぁ…まるで無いでしょう。あったら、こんな酷い仕打ちしないでしょう。真実がわかってからの手の平を返したような態度にヒロイン激怒もわかる!もっと怒ってもいいよ。5年も辛い目にあったのに。さら〜っとしか反省しないし、ヒロインも行方くらまして、ヒーローをうんと苦しめてほしかった。本当にムカつく話。2016/06/05
森のウサ子さん
4
電子書籍にて。数年ぶりにすっかり忘れて再読。ヒロインがひたすら不憫。どいつもこいつも謝ったら許されると思うなよ、と。謝罪と許しがセットのわけねーだろーが。ヒーローはもちろん言うまでもないのだけど、息子が納屋に放火した牧童夫婦も謝ったからってスッキリされちゃ困るんだよね!!と、もうラブそっちのけで怒りが湧いてくるので、ロマンス小説はその辺のさじ加減ヨロシク。などと。2017/07/05
ひまわり
4
このヒーローはないわ~。思い込みでヒロインを断罪して冷たく接して来たくせに手のひらを返したかのような態度。ヒロインも簡単に許しちゃダメでしょう?2011/11/20
てん・ゆう
2
スーザンフォックス・ヒーロー許すなランキング1位の作品。