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内容説明
地デジは第一歩。
お茶の間の主役が「パソコンみたいなテレビ」に交代。
「地デジははじめの一歩」にすぎない。日本のテレビ放送が地上波デジタル放送(以下、地デジ)に移行すると、いままでのテレビでは番組が見られなくなる。この事実ばかりが日本で注目されているが、本当に衝撃的なのは、テレビがネットにつながったインターネット対応テレビ、通称「ネットテレビ」が登場することだ。実際、2009年6月に地デジ移行した、アメリカでは大きな変化が起きている。アメリカで起こっている出来事をもとに、テレビの将来をハードとソフトの両面から解説し、さらにはテレビにまつわるビジネスに新規参入してくる勢力(グーグル、ヤフー、新興テレビメーカー)についても最新の情報を提供する。
※本書は2010年11月に東洋経済新報社より刊行された『ネットテレビの衝撃』を電子書籍化したものです。
目次
第1章 テレビビジネスの大変革が進行している
第2章 品質でなく、使い勝手が問われるネットテレビ
第3章 アマチュアに撃破されるプロフェッショナルコンテンツ
第4章 プラットフォームの統合が進む
第5章 モバイル・ブロードバンドへ舵を切ったアメリカ
第6章 テレビは「いまのテレビ」とは別物になる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
o.t.p
3
既存のTVの在り方が大きく変わる。TVを中心にしてきた宣伝のしくみも大きく変わる。ある意味では厳しい時代となるだろうが、ある意味ではチャンスだともいえる。この機会をどうとらえるかで、今後のビジネスシーンは大きく変わる。小規模でも優秀な人材はこのチャンスを見逃さないだろう。面白いコンテンツがこれから続々生まれてくると思う。2011/02/12
kentaro
2
★★★☆☆ これまでの「メディア論」とは違い、コンテンツとそれを利用する端末という視点で見るのでより大局的に理解ができる。現時点での米国における代表的サービスもあますことなく紹介されており、これからくるGoogleTVに代表されるカスタマイズ可能なネットテレビ(デカイパソコン)が引き起こす変化は注目。iPhoneが出たと同じ衝撃と市場が出来上がる。著者の志村さんにもお会いしてお話を聞いたが、この分野は非常に熱い。2011年、年初はFacebook、年末は日本へのGoogleTV投入で盛り上がるかな。2010/12/14
せいのすけ
1
新聞、TV、ネットと時代の勝者になっていく状況が分かりやすい。少し古い本だけど大体今の状況にマッチしている。2014/06/03
yasu_z2
1
第3章アマチュアに撃破されるプロフェッショナルコンテンツ興味深く読んだ、ソーシャルメディアだけでなく映像制作分野についても強力なライバルだ!業界的には脅威なのだが、個人に立ち返ってみると逆にチャンスで歓迎できる流れだと思う。ニーズが広がればそれだけクリエータとしての価値観が高まる。2011/10/07
Lily ※amazon不買運動中
1
アメリカの既存メディアのが現在経験していていることを概観するにはもってこいの本だ。「メディア業界にでは、アメリカで起ったはことは必ず日本でも起こる」これは別の著者の言葉だが、本当なら日本のテレビはこれまでのようにはいかない。配信では過酷な競争が待っている。ネットフリックスやhulu.comが今年日本上陸という噂もある。先日のTSUTAYAの上場廃止は紛れもなく地殻変動の前兆だ。2011/02/10