内容説明
世の中が70年安保闘争で騒然となる中、京大生だった私は、東京で最もハイブロウなレストランで午餐を頂きながら、天才作家の面接を受けた。それは学生グループ「楯の會」に入会し、富士山麓の陸上自衛隊駐屯地で一ヶ月の軍事教練を受ける序曲だった。三島由紀夫の意外な素顔を、直に接した若者が当時を振り返って語る貴重なメモワール。
目次
面接―食事の前に何か飲みませんか
午餐―サラダも食べなきゃ
入隊準備―ミシマって誰ですか
入隊―鬼軍曹さん、こんにちは
夜間訓練―だまされるなよ
隊舎―邸宅には似合わない
資金―持ち出し
徒歩訓練―ハンサムでスマートなのは
射撃訓練―両目を開けてズドン
突撃訓練―声を出せば怖くない
模範演技―驚いただろう
理論と行動―分かってくれないのか
自衛官の心情―失礼なことを言うな
知名度―ユキオは知りません
野戦演習―君たちのために
クーデター―まじめは困る
車両訓練―言いようがないな
人の心―そういう所なんだ
立場―妾なんていないよ
自己分析―ごめんあーさぁせ
死生観―自分の名前は好きじゃない
政治との関わり―出てもらえませんか
体験入隊終了―ピータイルから板の上へ
定例会合―かっこいいだろう
会のお披露目―どう感じられました
平穏化と三島事件―先生が大変みたい
自衛官の反応―僕のやってきたこと
事情聴取―そんなに時間は取らせません
事件のあと―有り難う御座いました



