内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
ウズベキスタ、カザフスタン、タジキスタン、キルギス、トルクメニスタン、北部アフガニスタンの地政と言語・民族・文化について紹介。中央アジア全体を学ぶ最適の入門書。
目次
第1章 ソヴィエト後の中央アジアについての一般的知識(「トルキスタン」「中アジア」「中央アジア」「マー・ワラー・アンナフル」の理解について 中央アジアの地理と気候 中央アジア政治史の概略 中央アジアの人々の歴史と分化における大シルク・ロードの位置 中央アジアにおける定住文明と遊牧文明の総括 トルコ系民族とイラン系民族の共生 中央アジア諸民族の文字と言語)
第2章 中央アジア民族間における文化・言語の対立の根源(紛争とその諸相 中央アジア地域の社会学的考察によるエトノス(民族社会集団)、国民、民族論
地域における複雑な民族人口分布図の形成
民族・共和国境界策定
歴史問題における論争
中央アジアの地政(治)学と地経(済)学の諸相
中央アジア地域の水資源問題)
第3章 中央アジア諸国の政治、文化、言語、様々な問題点と紛争(ウズベキスタン共和国 カザフスタン共和国 タジキスタン共和国 キルギス共和国 トルクメニスタン共和国 南トルキスタン(北部アフガニスタン))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
katashin86
0
この地域において、民族の境目がはっきりしたものであるとは思えない。それでも、「国民」と違う民族グループが強調されているのは、なぜだろうか。2014/10/25
0
研究成果の邦訳だし、やや古いので、中央アジアの総論を読みたければ別の本の方が良いだろう(60章とか、イスラーム諸国の読み方とか)。私は詳しくないが、一見するとややウズベク贔屓に思う。他国のウズベク人の扱いの記載などはイランのニュースを想起させる。あと、訳がやや怪しい(用語を検索すると出てこないことが多い。なら現地語表記してほしい。例 p.179 クンチカル地区)。内容も、p.183のタジクの水埋蔵量が世界8位というのは疑問。ただ、元々が多民族の地域だったことなど知らないことも多く読んだ甲斐が無くはなかった2025/12/14




