人はひとりで生きていけるか - 「大衆個人主義」の時代

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人はひとりで生きていけるか - 「大衆個人主義」の時代

  • 著者名:小浜逸郎
  • 価格 ¥1,600(本体¥1,455)
  • PHP研究所(2014/02発売)
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  • ISBN:9784569793078
  • NDC分類:304

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内容説明

本書のタイトルの問いに対して「生きていける」と即答する人は、決して多くはないだろう。また原理的に言えば、「個人」という概念が社会全体との関係性においてしか成り立たないことは論を俟たない。しかし他方、本書で例示されるような、近年の日本社会における「個人主義」礼賛の空気、それに迎合する政治家たちが人気取り(?)のために推進する諸政策、地域や家族の崩壊を象徴するかのような事件や社会現象などがわれわれの眼前に繰り広げられるのはなぜなのか。著者は、こう語る。<非知的で日々の暮らしを充実させることだけに執着し、よけいなことを考えないような「大衆」が、現代文明の洗礼を受け、多様で自由で一見知的な「個人主義的」生活様式、行動様式を採ろうとするとき、そこに忽然と、反省されない「権利」の要求や、ばらばらな「欲望」の追求が現れるわけです>「共感」の磁場が崩れつつある今、われわれが構築すべき哲学、倫理学を問う。

目次

序章 民主党政権「破綻」の背景
第1章 世界の中心で「権利」を叫ぶ!?
第2章 対人感覚が鈍磨している人たち
第3章 個人栄えて、社会滅ぶ
第4章 地獄への道は「自分」で敷き詰められている
第5章 「自分」病からの脱却
第6章 「個人主義」という諸刃の剣
第7章 共同性を破壊する亡国の「制度改革」
終章 「大衆個人主義」克服のために
あとがき―戦後的価値の変質について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びわまる

2
知的でなく、日々の暮らしを充実させることだけに執着する「大衆」が、自分は凡俗であることを知りながら、義務や責任もろくに果たさないまま多様で自由な行動を望み、それぞれに権利の要求や欲望の追求をする。そうしなければ損だと信じているんだと思う。そういうことが今の日本を住みにくくゆがめているのかもしれないと感じるし、反省しなければと思う。ただ著者は、わがまま勝手を言う人に合わせて制度を変えるな、間違っているのは人の考え方だ、と偏った主張をしているように思えるので疑問も多い。タイトルと内容の印象が、全然違う。2012/03/03

ats

0
民主党政権崩壊直後に出版されたこともあり、政治的な色合いが強くタイトルと異なる内容ではあった。副題にもなっている行きすぎた個人主義(大衆個人主義)がみんなを生きづらい世の中にさせているのは分かりやすい説明ではあった。2014/12/17

脂肪分

0
自分の生活圏の事例1つ2つだけを根拠に時代語ってんじゃねえ。2011/04/10

にゃ

0
タイトルにひかれて購入しましたが、タイトル詐欺でした。タイトルの問にはこたえていない。。手がかりはありませいたけど。勉強になる部分もあるのですが、著者が自分の主張を好き放題言っているだけで、そういうのは書籍にしないでブログとかでやって欲しかった。お金出して暇なおじいちゃんの世間話聞いたような気分です。ちょっと私には合いませんでした。2011/10/14

ポッキー

0
大衆個人主義の言わんとするところは理解するが、経済の視点が必要ではないか。高度成長期に日本人は考えることを止めてしまったのではなかろうか。2010/11/14

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