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内容説明
生活というのは“ずるいやつ”だから、我々を少しずつ蝕んでくるんです。そしてついに、日常がすべてになってしまう。詩的な写真を撮る行為とは、そういう日常から少し距離を置くということ。日常の営みを、斜め横、あるいは高みの視点から観察してみましょ──知的のひとつ上、大人のためのチョートク流「詩的なカメラ生活」指南。
目次
第1章 チョートク流詩的カメラ生活の手引き(未来に罠を仕掛けよう;現在のカメラシーンを切り取ったら;2010年の地殻変動 ほか)
第2章 チョートクの居酒屋的カメラ談義(カメラを買う、その前に;銀塩カメラの愉しみ;カメラ・工業デザイン論 ほか)
第3章 チョートク流詩的カメラ生活を快適にするノウハウ七カ条(遺影はサーバーに置いておけ!;RAWモードは必要ない!;逆光補正も必要ない! ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
51
タイトルの意味するところが私にはあまり理解できなかった。しかしRAWは必要ないという意見は同感。写真を撮る面白さがRAWといういわば加工で半減するのではないか。使わなければそれまでといえばそうだがその分カメラの使いやすさなどに力を入れてほしいと思う。画質が云々という話をよく聞くが普段使いでそんなに画質が重要なのかな・・・・写真は撮った人の心だ。2016/01/04
ほじゅどー
12
★★★写真の極意は金魚すくい。斜め横から日常のり景色なりを上手にすくい上げよう。生活というものは我々を少しずつ蝕んでくる。そして日常がすべてになってしまう。詩的な写真を撮る行為とは、そういう日常から少し距離を置くということ。日常の営みを斜め横、あるいは高みの視点から観察してみること。つまり自分を冷静に客体化すること。生活に疲れている時こそ、こういうことが大事。詩と写真。使っているのは一つは言葉でもう一つは映像であるがその骨格は同じ。2017/09/06
ほじゅどー
11
★★★デジカメで「詩的な写真を撮る」ということは、生活からある程度の距離をもって見下ろすこと。今生きている自分を「冷静」に見る第二の自分を意識すること。生活に疲れている時こそ効果がある。上手い写真を撮るには向上心を捨てよ。上手くなろうと思うのは心の焦り。向上心を捨てるとラクになる。まずはカメラを持って、カメラを楽しむこと。2014/01/15
tom
9
写真のお勉強。作者は全く知らない人。たまたま図書館で拾ってくる。ところが意外に面白い。日常生活の観察の断面を撮り出すのが写真。なるほど。そんな写真を撮りたいなあと思ったのでした。2018/05/16
玲
7
「カメラ」の「詩的」な部分に関して書いた本ではない(笑)んだけど、まあチョートクさんならそれでいいんじゃない(初めて読んだけど)、という感じの新書。こういう軽い読み物的な新書ってほんと増えたなあ。ヘルシンキの詩的な写真がカラーで載っていてお得感ありました。ヘルシンキだから詩的に見えるんだよ、と言われないために、これを奈良あたりで(奈良感を出さずに)やってみてほしいと思ってしまう。こだわりカメラ親父に対する警鐘、カメラ女子への期待、これからのカメラのスタイルとはどうあるべきか、など面白く勉強になった。2011/01/05
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