内容説明
誰にでも、気づかぬうちに忍び寄る“老い”と“死”。どうすれば、自分らしく、悔いのない最期を迎えることができるのか――。本書では、古今東西における“老い”と“死”のとらえ方、日本人の死生観、あとに遺す人への気遣い、歴史上の偉人たちの“死に際”などを紐解きながら、“逝き方”について考えていきます。いかに明るく、心やすらかに逝くか……元気なうちから考える、往生のヒント。
目次
第1章 老いと死の準備―それは学ぶことから始まる(老いと死は決して避けられない出来事;なかなかできない死の受容 ほか)
第2章 老いとは何か―その心と体(終着を目指す新しい冒険;紀元前から注目されている「老い」 ほか)
第3章 死とは何か―終着までを生きる工夫(死への怖れ;死を意識すると生に真剣になれる ほか)
第4章 この人を見よ!―さまざまな老いと最期(「死は静粛のうちに」、と願ったソクラテス(処刑)
極楽浄土への往生を願って五色の糸を結ばせた藤原道長(糖尿病) ほか)