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内容説明
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失われた人体や臓器を丸ごと再生することは、まだできない。しかし、傷ついた組織や臓器を修復することで、失われた機能の再建はできる。脊髄損傷によるマヒや、心不全、角膜損傷、網膜の障害、難聴など、これまで治療不可能とされてきた障害も、細胞の移植やロボット技術の開発などで、克服できる可能性が出てきた。iPS細胞など最新の研究内容も織り交ぜて、再生医療の最前線をお伝えする。(ブルーバックス・2010年9月刊)
目次
第1章 iPS細胞で人体再生ができるか
第2章 車いすからの解放
第3章 ロボット技術が変えるリハビリテーション
第4章 心臓を再生する
第5章 傷ついたハートを修復する
第6章 もう一度光を―角膜再生
第7章 もう一度光を―網膜再生
第8章 内耳再生
第9章 患者の声を再生医療に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Matsui Kazuhiro
2
「人体再生」に向けて多くの研究者が取り組んでいるということを紹介しながら,実際の患者に対する適用例などを紹介している.被験者のバックグラウンドを紹介するなど,テクニカルな部分だけを求めていると少し横道にそれているように感じるかも.この手の研究はぜひ進んで欲しい.#902014/08/05
サンドイッチ
1
ips細胞やes細胞の登場で話題となった再生医療。しかし万能細胞が臨床の場で活躍する事はまだ無い。1人でも多くの患者を救うために、試行錯誤を続ける医学と工学の現場の紹介。2012/06/20
calaf
1
ブルーバックス、1700を超えたのか...それはそうと、iPS細胞は、確かに急速に研究が進んでいるみたいですが、まだまだ前途多難なようですね。再生医療という意味では、それ以外の道の方が臨床に近いところが多そうです。2010/11/12
ひろただでござる
0
科学の大いなる前進、素晴らしいとは思うがどうしても違和感のある分野がある。2014/08/16
hiruponnn
0
iPS細胞について勉強しようと思い手にとった一冊。再生医療ってiPS細胞一辺倒かと思っていたら、そんなことはなかった。多方面からのアプローチがあり、またそれぞれに課題を抱えている。頑張っている人たちが失望しない社会でいれるように、みんなが知らなければいけないことであると感じました。2012/10/20