角川選書<br> オスは生きてるムダなのか

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角川選書
オスは生きてるムダなのか

  • 著者名:池田清彦
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • KADOKAWA(2014/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047034693

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内容説明

メスしかいないある湖のフナ、寄生した生物の性をコントロールする細菌、体と脳の性が別々に決まる人間……。自然淘汰だけでは説明できない性の不思議に迫る!

目次

第1章 なぜオスとメスがあるのか(何のためにオスとメスがあるのか 「性がある」デメリット ほか)
第2章 性の起源と死の起源(生命の起源 細菌の誕生 ほか)
第3章 性の進化(真核生物における性の起源 大小の誕生 ほか)
第4章 人間の性決定と性にまつわる話(女は実体、男は情報 人間の性を決定する遺伝子 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

22
種の多様性を性別という切り口で紹介している。生物界の広さに感嘆させられる。自爆テロのような戦略や、HUNTER×HUNTERの念能力を想起させる戦略を採る生物など、千差万別だ。そんな中、著者の主張は「生物界の性は割と適当」と一貫している。人間の性別に関するあれこれももちろん書かれている。内容に関しては、読んでみてのお楽しみということで。読んだ上での個人的意見としては、人間の場合は社会性という極めて大きな因子が付加されて複雑化するため、生物学論だけを持ってきて一概には言えないよなぁ、ってとこかな。2016/10/01

ゲオルギオ・ハーン

20
刺激的なタイトルだが、形式張らない書き方なので読みやすかった。そもそも生物が子孫を残す戦略についてや子孫を残さず不老不死ともいえるほどひたすら長生きする生物などを紹介。次にオスとメスを設定する利点は何か、オスとメスの違いはどういったものになるかとマクロからミクロへ視点を落としていく。生物学的に雌雄がある動物の傾向としては環境の変化に合わせて種を存続させる狙いがあり、誤解を恐れずに書くと子孫維持のために情報(DNA)を提供しているだけのオスは子孫が生まれたら死んでも問題はない。2025/02/06

Uzundk

13
こんにちは、生きているムダです。遺伝子の立場に立ってみると卵子(n倍体)が本丸であって身体(2n倍体)は箱である。卵子は本質的に不死だが卵にしかなれない。身体の細胞は複雑な構造を作る能力と共に死を得た。重要なのは遺伝子の多様性と修復で、不死性を保つ為には2つの遺伝子を掛け合わせて修復が必要になる。オスとは親(メス)の遺伝子の拡散のためのツールで、遺伝子も残せないくせにこいつらがのさばっていることは資源のムダであり、つきつめるとオスは生きているムダなのである。種をまいてとっとと死ねなのである。はい。2016/02/10

K K

7
面白かったー。メスは実態、オスは情報。そうなのかも。しかし、虫や他の動物はしたたかですね。人間なんて、甘っちょろい、甘っちょろい。婚活なんて可愛いもん。虫や動物の戦略が恐ろしい。肉団子をメスにプレゼントし、喜ぶメスを尻目にさっさと交尾をして、メスが肉団子を落としたら、他のメスにあげる。すごいのは、他のオスを殺して肉団子にする。人間のオスももっと頑張ってほしい(笑)草食化はことごとく摂理に反する。しかし、”ヒト”は、実は一夫多妻が本来の姿とはなんかわかる気がする。池田さん他も読もう!2016/09/13

のら@bowbow

7
参考文献を掲載するべき。どこがソースなんでしょうか。情報の洪水に飲まれている印象を受けた。これじゃ某まとめサイトと一緒だよ…2014/01/17

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