- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
英国人の心を常に惹きつけてきた、歴代国王や女王の肖像画。いつ、どんな思いを抱え描かれたのか――。史上最強の王室の輩出した誇り高き「役者たち」の素顔にオールカラーで迫る。
目次
ノルマン征服からバラ戦争まで
作者不詳『ヘンリ七世』
マルクス・ヘーラーツル(息子)『女王エリザベス一世』
アントニー・ヴァン・ダイク『チャールズ一世、アンリエッタ・マリアと二人の子ども(チャールズ王子とメアリ王女)』
アントニオ・ダヴィッド『チャールズ・エドワード・ステュアート王子』
アラン・ラムジー『国王ジョージ三世』
ルーク・クレネル『一八一四年六月一八日の晩餐会』
デイヴィッド・ウィルキー『ヴィクトリア女王の最初の枢密顧問会議』
エドウィン・ランシア『オズボーンのヴィクトリア女王』
ルーク・ファイルズ『国王エドワード七世』
ラヴェリ『バッキンガム宮殿の国王一家(一九一三年)』
ガン『ウィンザー・ロイヤルエッジでの歓談』
フェスティング『女王とエディンバラ公の金婚式』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomoichi
20
「英国史」は福田恆存の本を読んでいたが、ロマノフ・ハプスブルク・ブルボンときたら、イギリス王室も読んでおこうと購入。どこの王室もだが長期にわたる王位は、幸せを運んでこない。2023/11/04
こぽぞう☆
19
KindleUnlimitedにて。オススメで出てきてしまうので、つい同じような傾向の本を読んでしまう。英国王室については、この本の参考文献の3割程度は読んでいるし、肖像画美術館には行ってないけど、印刷物としてなら載っているほとんどの絵も見ている。全体的にさらっとした印象。ひとつのエピソードに詳しく立ち入るでもなく、王室の歴史書として連続性があるのでもなく。2017/10/28
花林糖
18
(図書館本)国立肖像画美術館などに所蔵されている肖像画から、イギリス王室についてわかり易く解説している。血腥さやドロドロ愛憎劇はさらっと記述、イギリス史初心者向けな感じでした。中野京子さんの様な本と期待して手に取ったらイマイチと思うかも。2017/06/04
鯖
17
中野京子さんの著作でヘンリーとかあそこらへんの流れは頭に入ったんだけど、名画が遺ってる王族に関しての歴史だった。こちらは肖像画を用いてなので穴が埋まる感じでよかった。バルモラル城で亡くなる2日前にエリザベス女王がトラス首相を任命した際、背後に飾られていた「オズボーンのビクトリア女王」が取り上げられていた。王配に先立たれた哀しみの中、喪服に身を包んだビクトリア女王が南部オズボーン島に隠遁しつつ、ロンドンから届けられる機密文書に目を通し公務に取り組む絵。彼女たちの姿が重なってみえた。ご冥福をお祈りします。2022/09/25
更紗姫
14
ジョージ四世が如何に最低な君主で、配偶者で、父親だったかを、力説する本を読んだ事がある。それを否定はしないが、アイルランド、スコットランドを公式訪問し、王室ひいてはイギリス国家を整備しなおした功績について、本書で初めて知った。人間、公私にわたっていろいろあるよね。既に写真技術が存在する二十世紀以降の肖像画に、何を投影するのか、どんなメッセージを籠めるのか、興味がある。2014/10/05
-
- DVD
- 実録・薬物の代償~性に溺れた女~