内容説明
民主党政権はどこへ行くのか!?
10人の「伏流」たちの証言から日本政治の行方を見定める。
2009年8月の「政権交代選挙」に至る20年。どんな人物が、何を考え、どう動いたのか。
歴史の表舞台には上がらない「伏流」のなかで「何でも反対野党」からの脱却を目指した10人の物語を、詳細なインタビューを元に綴る。
目次
序 「政治的大変」を準備した伏流に聞け「わだつみの声」
金成洋治の章 細川護熙の側近として日本新党に新しい政治文化を胚胎
錦織淳の章 新党さきがけの「正系」として元首相に死闘を挑む
三浦博史の章 「平成維新の会」事務局長として“生活者主権”を提唱
松原脩雄の章 社会党のペレストロイカに破れて小沢一郎の新進党へ
高木郁朗の章 社会党・総評ブロック発の政治再編、「よりまし政権」を求めて―
仲井富の章 山岸章の名代として「殿様連合」を仕掛ける
河野道夫の章 村山首相を首席秘書官として支えた“仏教社会主義者”
若尾光俊の章 日本に「オリーブの木運動」の移植を試みた元浪人全共闘
住沢博紀の章 ローカルパーティという新しい政治文化の仕掛け人
松本収の章 民主党を孵化させ政権交代を仕込む
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
2
14-35 赤31 カリスマ・有能政治家皆無…さらに金欠、官僚総スカン、消費税増税の呪縛・世界政治の顰蹙を買い、甘く見られ、脱力ぎみ…日本国民の期待を大きく裏切り、公約に違反し、民主党政権はどこへ行くのか。「政権交代選挙」に至る20年。どんな人物が、何を考え、どう動いたのか。「伏流」のなかで「何でも反対野党」からの脱却を目指した10人(金成洋治・錦織淳・三浦博史・松原脩雄・高木郁郎・仲井富・河野道夫・若尾光俊・住沢博紀・松本収)の物語を、詳細なインタビューをもとに綴る。2010/12/21