文春文庫<br> 三面記事小説

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文春文庫
三面記事小説

  • 著者名:角田光代
  • 価格 ¥559(本体¥509)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
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  • ISBN:9784167672072
  • NDC分類:913.6

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内容説明

「私は殺人を依頼しました。恋人の妻を殺してほしいと頼みました…」誰もが滑り落ちるかもしれない、三面記事の向こうの世界。なぜ、姉夫婦の家は不気味な要塞のようになってしまったのか? 家出少年を軟禁する主婦の異常な執着心。「死んでしまえ」と担任の給食に薬物を混ぜる女子生徒。平穏な日常が音をたてて崩れてゆく瞬間のリアルな肌触り、追いつめられていく様子。現実の三面記事に書かれた、いわくありげな事件から著者が幻視した、6つの短篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

204
角田さんの作品の魅力は、読みやすさと共に、凝りに凝ったディテール描写、そのリアリティーさにあると思う。普通の人が読み過ごしてしまう三面記事から、よくここまでのストーリーを紡げるなぁ。そして私が想像するに、角田さんは過去にものすごいつらい恋愛を経験されてるんではないでしょうか。『ゆうべの花火』や『彼方の城』など、好きになってはいけない相手にのめり込んでいくサマは、読んでいて胸が苦しくなるほど。あああ、辛いよね、でも止められないよねぇ...。と思わず私も手を握り締めながら一気読みしてしまったのでした。2015/07/13

🐾Yoko Omoto🐾

162
新聞の三面記事にしか載らないような事件でも、事件が起こるには必ず理由があり動機があり、被害者と加害者とそこに関わる人たちの物語がある。どこかでほんの少し思い込みに囚われたり、進む道を誤ってしまったり、辛い現実を無理矢理受け入れなければならなかったりすることで、心に歯止めが掛けられなくなってしまうことはきっと自分にもあるのだ。感覚の麻痺とともに深い闇に吸い込まれてしまった時、正しいのか間違っているのか判断する心理状態の危うさが心に痛い。角田さんの描く物語に犯罪の怖さというよりもそこに潜む哀しみを強く感じた。2015/02/23

takaC

138
三面記事の情報量だからこそ可能な想像(創造)だろうが、冒頭に「この小説は実際の事件を発想の発端にしているが、フィクションであり事実とは異なる。」と書かれてはいるものの、本当に事実と異なるという証拠はない。各主人公(犯行者)にふと同調してしまいそうになる恐怖。2014/05/08

ゴンゾウ

113
新聞の三面記事に掲載された事件を題材に書かれた6作品。どれも読み応えがあった。ふとしたことがきっかけに知らず知らずに、犯罪に転げおちる心理描写がよく描かれている。疑惑、嫉妬、焦り、いたずらの少しの積み重ねが犯罪に追い込む。どれも誰にでも起こしうる犯罪。2016/08/09

miyumiyu

109
新聞の三面記事に小さく載っている事件が、どうして起こったのかを描いた短編集。どれも角田さん独特のヒリヒリと痛くてしんどい描写だが、読む手が止まらず一気読み。おもしろかった。主婦、愛人、女子高生、要介護の母を看る息子、ほんの少し道を踏み外してしまう。その心理描写は、哀愁と垣間見える狂気にゾッとする。小さな三面記事の向こう側。角田さん上手いなあ。2017/03/09

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