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内容説明
ニューヨークは、誰もが知っているように大都会である。だが、この街と日本の東京を比べると、明らかな違いがある。それは、東京は、まだまだ都市として成長できる余地が山ほどあるが、ニューヨークには最早それが無いという厳然たる事実である。なぜ、このような違いが生じるのか? それは、ニューヨークにはもう昼間人口でさえも増加させるスペースがなくなってしまっているからである。ニューヨーカーは、そのほとんどが、毎朝、クルマで出勤する。その渋滞たるや、当然すごいものとなっているが、それになれきってしまっている彼らにとっては、改善しようという発想は全くないようだ。また、それだけのクルマを置いておく駐車スペースももう限界だ。そんなことが、ニューヨークという都市の成長可能性を奪ってしまっている。つまり、原因は、「クルマ」だ。本書ではこのような、アメリカに存在する、「クルマ社会」の様々な弊害を明らかにする。
目次
序章 若き理想の大国、アメリカはなぜここまで落ちぶれたのか
大罪その1 エネルギー・スペースの浪費―そして、輸送システムが非効率化する
大罪その2 行きずり共同体の崩壊―そして、ポピュラー・カルチャーがアンポピュラー化する
大罪その3 家族の孤族化―そして、街が消え、結社の自由が爛熟する
大罪その4 大衆社会の階級社会化―そして、クルマに乗った民主主義が横行する
大罪その5 味覚の鈍化―そして、肥満が国民病として蔓延する
大罪その6 自動車産業の衰退―そして、都市型製造業が壊滅する
大罪その7 統制経済への大衆動員―そして、人はデフレを忌み嫌い、インフレを待望するようになる
終章 「クルマ社会」死後の世界で、日本はどうなる?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
無職のhkmaro
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