小泉改革の政治学―小泉純一郎は本当に「強い首相」だったのか

個数:1
紙書籍版価格
¥4,950
  • 電子書籍
  • Reader

小泉改革の政治学―小泉純一郎は本当に「強い首相」だったのか

  • 著者名:上川龍之進【著】
  • 価格 ¥3,960(本体¥3,600)
  • 東洋経済新報社(2014/03発売)
  • ポイント 36pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492211892

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

小泉政権では、官邸主導で経済政策が決められた、という通説がある。本書では、不良債権処理、予算編成、税制改正の政策決定過程を分析し、この通説を批判的に検討するとともに、小泉・竹中両氏が、自らの理念に沿った経済政策をどの程度実現しえたかを検証する研究書。
【主な内容】
第1章 小泉改革は揺らぐことなく進んだのか――構造改革と官邸主導の政策決定
第2章 不良債権問題はいかにして解決されたのか――金融行政の政治学(1)政策過程
第3章 不良債権問題はいかにして解決されたのか――金融行政の政治学(2)分析
第4章 官邸主導の予算編成はどこまで実現したのか――予算編成の政治学
第5章 経済財諮問会議はなぜ税制改革に失敗したのか――税制改正の政治学
など。

目次

第1章 小泉改革は揺らぐことなく進んだのか―構造改革と官邸主導の政策決定
第2章 不良債権問題はいかにして解決されたのか―金融行政の政治学(1)政策過程
第3章 不良債権問題はいかにして解決されたのか―金融行政の政治学(2)分析
第4章 官邸主導の予算編成はどこまで実現したのか―予算編成の政治学
第5章 経済財政諮問会議はなぜ税制改革に失敗したのか―税制改正の政治学
第6章 2005年総選挙は政策過程をどのように変えたのか―「小泉支配」確立後の経済政策の政治学
第7章 日本銀行はなぜ金融政策を転換したのか―金融政策の政治学
終章 小泉改革の成果と限界

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中将(予備役)

2
著者は、「強い」首相を支える要因として、制度や演出以外に時代状況があることを、見落とされがちな妥協や政策決定手法の変化から透かし見る。小泉後の何人かの首相を思い出すと納得出来る。2005年以降退陣後も諮問機関の影が薄くなったとの捉え方には、一貫して政策会議の比重が増えているとの反論もありそう。2019/06/25

0
飛ばし飛ばしだが読んだ。小泉政権下では官邸主導による改革が成功した、という通説的理解を再検討する問いの設定が明快で大変参考になる気がする。ただ、これだけ綿密な過程追跡が他分野についても可能かは微妙(教育政策に関しても、大きく取り上げられたものでなければ新聞等の利用可能な資料は少ないだろう)。2020/07/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/696962
  • ご注意事項

最近チェックした商品