内容説明
〈ギャンブル依存〉はこころの問題です。ただし、普通のこころの問題とは違い、この問題には金銭的な問題、つまり〈借金〉が常につきまといます。
本書では、セルフカウンセリングで心理の面から問題を解決していくアプローチを紹介するとともに、借金の整理方法や、家族の方が依存者本人にどう対応すればよいのかなども詳しく解説しています。
類書の多くを著している精神科医ではなく、心理カウンセラーとしての立場から、この問題の新しい解決法を提案する一冊です。
目次
第1章 〈ギャンブル依存〉とはどんな問題なのか?
第2章 〈ギャンブル依存〉の原因を探る
第3章 自分の力で問題を解決してみよう!
第4章 〈借金の問題〉を整理しよう
第5章 家族は自分のこころと生活も守ろう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うさこ
4
ギャンブルに走ってしまうのはストレスがあるから。寂しさから。自分に自信がないから。ポジティブ日記をつけることでギャンブル依存が改善する。寂しさを感じる原因となるメッセージは【1)存在するな(自分なんていない方がいい。虚無感)】、【2)愛着を感じるな(愛情を信じられない)】、【3)子どもであるな(甘えるな)】、【4)成長するな(できない自分のほうが愛される)】、【5)近づくな(親密であるな)】の五つ。セルフカウンセリングだけで病的賭博が治るのかどうかは疑問だがポジティブ日記は真似したい。2010/09/07
ひろか
2
再決断療法という考えを下敷きにギャンブル依存からの回復を指南する。 『決断』は『スキーマ』とも言い換えができそう。カウンセリングの手法も言葉を変えればほぼ認知行動療法2010/09/01
トーテムポールさん
1
心理カウンセラーの著者が、ギャンブル依存症からの脱却方法について再決断療法の観点から述べる。パチンコ屋に行かないよう一生監視されるとか、直接的な方法よりも、ギャンブルに走ってしまう自分の負の感情について、しっかり受け止めて、悲しい時はちゃんと悲しむ。そしてそういう行動をとってしまう自分の性格について過去の決断を振り返って・・・ と。回りくどく、ギャンブル依存に限らない一般的な療法に見えるが、これが結局早いとのこと。完全に独力でこれが出来る性格だったら、そも依存しない気もするが、手法自体は応用が利きそう。2024/05/20
-
- 電子書籍
- くびすじに甘噛み 単行本版 3巻 ティ…
-
- 電子書籍
- あしたのファミリア(5)




