創元推理文庫<br> 再びラストホープ パリと悪党たち

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創元推理文庫
再びラストホープ パリと悪党たち

  • 著者名:浅暮三文【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 東京創元社(2012/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488445027

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内容説明

東堂のフライがコンテストに入賞したのを機に、いざ世界進出と、パリへと向かった国分寺の釣具店《ラストホープ》の面々。東堂と刈部、そして李の三人は、海外の釣り師や釣具店に、入賞したフライを卸して“世界進出”を、と目論んだものの・・・。同時期、フランスの片田舎で役場の出納係が不慮の死を遂げる。村の裏金の行方を知る人物の死に、困惑する村長たち。そこで、蛇の道は蛇と、パリでスカウトした《ラストホープ》の面々に、裏金の奪還を依頼することになるが――。愛すべき三人組のフランスでの活躍を描く、クライム・コメディ第2弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイゼナハ@灯れ松明の火

29
『パリはいくつもの顔を持つ。』おぉ、本当にパリに来ちゃった釣具屋ラストホープの面々。フランスがイギリスと並ぶ釣り先進国とは知らなんだ・・・イギリスが先進国というのも知らなかったけどね(汗)東堂のフライがコンテストに入賞したのを機に海外出張を決め込んだ三人組。パリ郊外の田舎町の裏金(2億円!)を巡る騒動で、元プロの悪党の腕を買われ、助っ人外人として活躍することに・・・一見無関係に挿まれるシーンが後々どんな使い方をされるのか、ニヤニヤしながら読んでおりました。でも、最後のオチには気づけなかったなぁ。ニヤニヤ。2010/10/16

Nak34

19
前作よりも、おもしろかった。いろんな伏線が最後に繋がりを見せるのは、やはり、伊坂幸太郎かな。読んだ後に、得るものがあったかというと???という感じでしたね。うん、まぁという感想です。2010/10/23

LIAN

7
前作のテンションのまま、手に取る。舞台をパリに移して、一億円詐欺(前作)の次は二億円の裏金の捜索。 謝礼のために、悪党のプロとしてのプライドで、事件を解決に導こうとする東堂達であるが、またまた今回も相手に一本取られるのである(Θ_Θ) めくるめく事件の連続に、息つく間もなく読破してしまった。極上のクライムコメディに大満足。2010/08/31

zazo嶋

4
まさかのラストホープの第2弾が読めるとは!文庫書き下ろしなんて偉いっ!タイトル通に国分寺を離れて、舞台はパリへ。そもそもの目的が自作のフライを世界進出させようとしてのパリ出張ってとこからしてナンセンスw。更にはキレ者の釣り師をアピールするも、フランスの田舎村の役人になんだかんだで利用されるこの憎めない3人組の苦戦苦闘の大活躍。気がつけば、ルーブル美術館を相手に大仕事をカマすハメになるとは! 結構強引でご都合主義な展開も多数あるけど、今作の持つニヤっとする大人なコメディたっぷりで楽しませてくれるって事で充分2010/09/10

wm_09

3
狂言回しにしかなれなさそうな登場人物がわらわらと群がって、小気味良いほどうまくいかない計画たち。さりげない伏線とニヤニヤさせる伏線(というかフラグ)の使い分けが上手い。ギャグも好きです。(稲)2010/09/03

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