カナスピカ

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カナスピカ

  • 著者名:秋田禎信【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2014/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062766814

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内容説明

少女は“地上に落ちてきた星”に恋をした――。そのとき中学生の加奈は空を見上げていた。はるか上空から落下した球体は目の前でみるみる少年に姿を変えた。異星人の地球観測衛星、それって!? 少年をかくまった加奈は、当然のごとくあやしい連中に追われる身に! ライトノベル界の雄が描くピュアな青春小説! (講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はらぺこ

43
中学生の加奈と墜落してきた観測衛星カナスピカの話。カナスピカは加奈と出会ってからは少年の姿に変形してるので街にいても違和感は無い。 途中までは好きやったけど最後の方は面倒臭かった。2014/06/29

dr2006

36
恋愛系SFファンタジー、読み易く面白かった。異星人が50年前に打ち上げた地球観測衛星が隕石に衝突し、主人公加奈の前に落下し、球体から人の少年の姿に変化した。加奈は擬人化したカナスピカを元の軌道に戻そうと親身になって奔走する。彼は加奈と滑らかに会話が出来るが、人類の常識や曖昧さ、人の感情の動きが理解出来ない。論理的、合理的な内部演算結果により返答する。行動も彼の中で蓄積された情報や法則、確率に基づいた選択の結果である。恋愛はかみ合わない事も多いが、二人のかみ合わない会話に未来のAIの可能性と暴走を案じた。2020/01/15

キキハル

32
空から墜ちてきたのは異星人が作った地形観測衛星カナスピカだった。中学生の加奈の目前で光る球体は徐々に形を変え少年の姿になった。宇宙に戻るためにはハバルに行かなくてはならないという。二人は黒スーツの男たちから逃げつつハバルを探すのだが・・・。異世界の無生物であるカナスピカと加奈の噛み合わない会話や宇宙人対策室の存在が面白い。一連の出来事で加奈はほんの少し変わった。人の想いを感じ取れる心が育った。見慣れた空のその向こう。音もない世界で軌道を回り続ける彼が微笑んでいるかもしれないから。加奈は今日も空を見上げる。2011/04/15

のほほん@灯れ松明の火

31
始めのうちは、ページがなかなか進まずに ちょっと苦労しましたが、中盤、市役所に出向いて行ったあたりから、どんどんおもしろくなってきました。 おせっかいが過ぎると疎まれてしまう。。。中学生くらいの頃って、周囲との距離の取り方が、難しかったかもなぁーってふと 大昔のことを考えてみたりもしました。  加奈だけを見ているんじゃなくって、加奈が見ているもの、加奈の周りにあるものを見てるんだっていう、お母さんの加奈への言葉。すごく響きました。読後に表紙を見て、ジーンときました。2010/12/15

toshi

16
古本屋で3冊100円のセールで買ったのが申し訳ないと感じるほどの良作。物語は、落ち物、「ある日突然空から女の子が」は有名だが、中学生の少女の前に落ちてきたのは、異性人の地球観測衛星だった。最初に?が浮かぶが、その衛星は少年に姿を変える。切なくロマンチックな物語だった。オススメです!2011/09/13

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