内容説明
月刊ショパンに掲載し好評だった「ショパンをめぐる女性たち」に大幅加筆。ショパンの人生を縦軸に、ショパンに関わりのあった女性たちのストーリーを横軸にした、ユニークな本になりました。本書は、ショパンの評伝であると同時に、通常の評伝とは異なり、彼をめぐる女性たちのライフストーリーのオムニバスでもあります。親しみやすい文章とイラストで、濃い内容ながらもとても読みやすい1冊です。多彩な彼女たちの生涯を垣間見つつ、結果的にショパン全体像への理解を深めることができるでしょう。
目次
1771?1810年 フランス人の父、ポーランド人の母
1981年秋? ショパン一家、ワルシャワに移る
1817年? ワルシャワ中学校?ワルシャワ音楽院時代
1826年? 鉱泉地ライネルツで
1828年? 飛翔を夢見て協奏曲に着手する
1830年11月?1831年9月 失望のウィーンをあとにパリへ
1831年9月? 大枚24フランをオペラにはたく
1832年? パリ・デビュー演奏会
1833年6月? 貴族社会の仲間入り
1835年夏 両親との再会、マリアとの恋〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スリカータ
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非常に面白くて途中でやめられなくなった。ショパンに関わった様々な女性を通してショパンの実像に迫る内容。同時代の音楽家、リスト、メンデルスゾーン、シューマン、クララなども登場し、ロマン派作曲家全盛期の西洋史も伺える。ショパンファンは一読することをお勧めします。ショパンは女性が放っておけないタイプの男性だったようで…。2013/01/13
Tatsu
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ショパンと深い関係にあった女性を紹介していくという少し変わった視点の本で面白かった。この本を読むとショパンの曲を聴いた時の印象が変わるかも2018/09/25